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《創立50周年記念》小劇場企画No.20

動員挿話
骸骨の舞跳

岸田國士=作(「動員挿話」)
秋田雨雀=作(「骸骨の舞跳」)
大谷賢治郎=演出



日露戦争前夜の庶民を描いた「動員挿話」

関東大震災直後の朝鮮人弾圧を糾弾する「骸骨の舞跳」

戦後70年の年に、“戦争に向かう時代”を問う!


約100年前の日本の演劇を
約100年後の日本に生きる我々が検証することの意味
演出・大谷賢治郎


 年齢が追いついてきたのだろうか、最近は子どものための活動にめっぽう力を注ぎたくなる。酒の場で友人たちと語ることも「子どもの想像力ってさ…」とか「指示を待っちゃう子どもたちがさ…」とか。そして酒が進むに連れて、話しは芸術と教育にまで及び、「未来を生きる子どもたちのために今できること」など発言するコトバに熱が入る。
 今、素面の僕がこのコトバを省みる。照れくさい反面、ぶれていない。「幸せ」を考えるとき、僕はまず小さい子どもたちの笑顔が浮かぶ。その笑顔を見るために今を生きる大人が出来ることとして、僕らは僕ら日本の演劇の大先輩の力を借りて、現代の日本を検証する。千田是也氏が築地小劇場50周年を機に始めた小劇場公演企画シリーズを青年劇場50周年企画の一環としてやらせていただくこと、光栄に思う。

1972年東京生まれ。幼稚園から高校まで和光学園。サンフランシスコ州立大学芸術学部演劇学科卒。文化庁主催公立小中学校対象演劇ワークショップを劇団銅鑼と、また東京国立博物館にて小中学生のための美術館演劇ワークショップ「トーハク劇場へようこそ」などを実践。劇団銅鑼公演「あやなす」「不思議の記憶」を演出。大林千茱萸監督による映画「100年ごはん」に主演。アシテジ国際児童青少年舞台芸術協会日本センター理事として国際的に児童青少年演劇の発展に力を注ぐ。青年劇場では、ふじたあさや演出作品「臨界幻想2011」「怒濤」「羽衣House」で演出助手を務める。


もし、今日の国民教育或いは民族精神というようなものを是認したならば、恐らく日本人は幾度も醜い残虐性を暴露して、民族のもっている最もいい素質さえも失ってしまうであろう

―秋田雨雀 一九二三年十一月・読売新聞―


出  演
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葛西和雄

藤木久美子

広戸聡

島本真治

秋山亜紀子

大山秋

真喜志康壮

矢野貴大

星野勇二

安田遼平

傍島ひとみ
他の俳優プロフィールは →  こちら

スタッフ

 作=岸田國士(「動員挿話」)
 作=秋田雨雀(「骸骨の舞跳」)
 演出=大谷賢治郎

 美術=池田ともゆき
 照明=横田元一郎
 音楽=青柳拓次
 音響効果=坂口野花
 衣裳=坂本真彩
 フィジカルトレーナー
      =原田亮
 宣伝美術=八木克人
 舞台監督=荒宏哉
 製作=広瀬公乃


2015年
7月10日〜20日 青年劇場スタジオ結(YUI)  → アクセス

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=売り切れです。

※開場時間は各公演の30分前です。
※上演時間は休憩なしで約1時間35分の予定です。


一般=4,500円(消費税8%含む)
U30(30才以下)=3,000円(消費税8%含む)
(当日は各300円増)

◎日時指定・自由席  ◎団体割引・障害者割引あり
◎劇場は階段を下りた地下にございます。車椅子での
ご入場はできませんのでご了承ください。