郡上の立百姓



製作レポート



2016/06/24・25

 青山の街に郡上音頭がひびく。
 東京青山で「郡上踊りin青山」が開催され、劇団からも何人も参加しました。

 なぜ青山で? それは郡上一揆でお取り潰しになった金盛藩の後、郡上を治めたのが青山藩で、その藩主青山家の江戸屋敷と菩提寺があるのが今の東京・青山。それでこの地名がついたということなのです!

 もう23回も開かれているという郡上踊りin青山。秩父宮ラグビー場の駐車場に大きな提灯が下げられ、屋台の上から生の演奏や歌が流れ、郡上から来た保存会の人たちを始め浴衣姿の大勢の人々が輪を作って夕方から踊り続けます。周りには郡上特産のハムやお酒、焼き鮎、味噌、織物などの物産店がいっぱい。踊り疲れると座ってビールを一杯…。
 郡上市長にもお会いして「郡上の立百姓」のお話をしたところ、大変喜んで下さいました。用意した「郡上の立百姓」のチラシはあっという間にはけ、興味を持った方とは立ち話も。期待の高さを感じる二日間でした。

福山啓子

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2016/06/18-2

 「郡上の立百姓」ポスターができあがりました!
 百姓たちの力強さが湧き立つようなデザイン、きっと街中でも目を引くでしょう。

 写真では分かりにくいかもしれませんが、紙質もこだわって、和紙のような質感。デザインは、「島」や「オールライト」でもお世話になったフルヤマモトミさんです。

 これから劇団員がポスターをたずさえて団体などを訪ねて行きます。もし、職場やご自宅の掲示板などに貼って頂ける方はご一報いただければお届けします。よろしくお願いします。

広瀬公乃

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2016/06/18


 「郡上の立百姓」勉強会開催中!

 岐阜と郡上に下見に行った内容を、劇団員みんなに伝えようと勉強会を開催中です。

 「郡上の立百姓」の台本に登場する場所(郡上八幡城、南宮神社、前谷村などなど)の風景をビデオで映し、地図を広げて位置関係を解説。なにしろ東京23区より広い面積にまたがる地域が舞台なので、頭に入れるのが大変です。

 その後脚本を読んだ感想や、疑問点などを話し合い、最後に郡上踊りをみんなで習って踊ります。「げんげんばらばら」や「やきさば」など、舞台で披露する踊りは素朴で力強い農民の踊り。農作業の動きなどが取り入れられて、けっこう激しい踊りなので、一渡り踊るとみんなゼーゼーハーハー。本番までにはまだまだ修行が必要ですね。

福山啓子

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2016/06/09


郡上へ行ってきました!

5月21日(土)・22日(日)、「郡上の立百姓」公演に向けた下調査として、郡上に行ってきました。 現地では「郡上の立百姓」の作者こばやしひろしさんの娘さんのいずみ凜さん(劇作家)と、 地元の方々が待っていてくれました。
 岐阜市から長良川沿いに北上したところにある郡上市は、東京23区より広い地域で、 ぐるりを山に囲まれた地。美しい新緑の中、鶯の声があちこちで響き、丁度田植えが行われていました。


定次郎親子の墓(左側)

山道を、峠を越えて歩いて行き来し、農作業をしながら広い郡上の全体を巻き込んだ百姓一揆を5年間も続けた…。 車で回りながら、そのスケールの大きさを実感することができました。

 その後、岐阜の劇団はぐるまへ伺いました。 10人もの劇団員の皆さんが待ち受けて歓待して下さり、郡上踊りを教わりました。 「郡上の立百姓」では、踊りと民謡が大きな魅力。現在の整理された美しい盆踊りとは一味違う、 素朴で力強い農民の踊りを教えて下さいました。

 駆け足でめぐった郡上の歴史と魅力を劇団員みんなに伝えなくちゃ!


郡上踊りの稽古風景

福山啓子

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