青年劇場９月公演「普天間」は来る９月１０日を初日とし準備を進めてまいりましたが、作品製作の遅れにより、急遽初日を１３日１４時の部に日延べさせていただくことに致しました。劇団としては、チケットを発売して以降の日延べ・中止は、今年３月の大震災による「青ひげ先生の聴診器」の公演中止に続く２回目のこととなりますが、今回は全くの劇団事情によるものであり、本来あってはならないことでございます。すでにチケットを購入済みの方、また周りの方々にお広めいただいた方、観劇のために地方から上京されるための航空券その他の予約をされている方々などに、大変多大なご迷惑をお掛けすることとなり、謹んでお詫び申し上げます。

　作者の坂手さんには、普天間基地を巡る様々な情報が飛び交う情勢と、３・１１以降の事態の推移の中で、慎重に著作を進めてくださり、沖縄の近現代史と今現在を縦横に多面的に描くため、身を削るような執筆作業を続けていただき、たいへん感動的な作品を書き上げていただきました。

　あらためて公演初日に向けて、スタッフ・キャストを中心に劇団の総力を上げ準備を進め、皆様にご納得いただける舞台をお届けする所存です。

　多くのお客様・ご関係の方々に、ご迷惑をおかけすることになり重ねて深くお詫び申し上げます。

　何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

　できますならば、何卒この「普天間」公演に引き続きお力添え頂けますようお願い申し上げます。

　なお、１０日、１１日ですでにお申込みいただいた方につきましては、日時変更あるいは払い戻しの対応をさせて頂きますので、お手数ですが劇団までご連絡ください。

２０１１年８月３１日
秋田雨雀・土方与志記念　青年劇場
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