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| 小劇場企画NO17 | ![]() |
| 顔 | |
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ロドリゴ・ドーフマン/アリエル・ドーフマン=作 宮ア真子=訳・演出 |
| 権力と暴力の時代を生き延びる大人のためのおとぎ話 |
| エンメは生まれた時、父から息子へ伝えられていく連鎖を断ち切るために顔を持つことを拒否し、権力の裏を暴き破壊するために
影に潜む写真家です。一方、少女オリアナは5才の時、天使が父親の手を切り落とすのを目撃し、暴行をうけて以来、天上の世界に逆らって
人々の過去の記憶を集め始めます。 権力を握る《どんな顔もつくれる》整形外科医に追われるエンメ、そして天使たちに追われるオリアナ、ふたりは出会い愛に満ちた 平凡な生活を夢見ますが、天上の神も地上の権力も、もはやそれを許そうとはしません…。 |
| 「死と乙女」「Reader」に続く、 チリの亡命作家A・ドーフマンの最新作、本邦初演。 |
| ロドリゴ&アリエル・ドーフマン (Rodrigo&Ariel Dorfman) |
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| アリエル・ドーフマンはアルゼンチン生まれ、国籍はチリ。チリの民主化運動に
身を投じ、アジェンデ政権下で文化政策委員を務める。1973年ピノチェトによる軍事クーデターの弾圧を逃れ、オランダに亡命。
現在は米国で教鞭をとりながら文学、批評活動を展開。戯曲は「死と乙女」「Reader」(松波喬介演出、青年劇場で上演)、「谷間の女たち」
など。9・11に関する発言で、もう一つの9・11(73年9月11日のチリクーデター)に言及し、大きな反響を呼んだ。 ロドリゴ・ドーフマンはアリエルの長男。ジャーナリスト、作家。米国在住。 「顔」(原題「Mascara」)は、アリエル作の小説「Mascara」をロドリゴとアリエルで戯曲化。 |
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| 「顔」翻訳・演出にあたって | 宮ア真子 |
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| 「顔」には<見えない>ことの恐怖が通奏低音のように流れています。
ここに描かれた世界で権力を握っている形成外科医は、政治家や警察、普通の人々にいたるまで、次々と新しい顔を与えていきます。
犯罪を犯しても顔さえ変えてしまえば別人になれる、いわば顔を変えることによって過去を簡単に消すことができるのです。
この<明るい現在>を生きる人々に対し、顔をもたないことによって闇にひそみ、見えない恐怖を与え続けるのが主人公のひとり
エンメです。そしてもうひとりの主人公オリアナは、神から遣わされた天使たちやエンメの顔を見る力、そして、歴史から
忘れ去られていく人々の記憶を蓄積していく力をもった少女です。 「顔」は、権力による暴力の時代を生き延びて、忘れ去られるばずの人々の物語を書き続ける作家ドーフマンの現代社会に対する 警鐘であると同時に、作家自身がひとりの人間として抱える切実な問い、つまり「生き延びた人間たちの魂が救済されることは あるのか?」という命題を私たちに投げかけているのです。 | |||
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青年劇場の小劇場公演
―過去の上演作品一覧― |
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