「臨界幻想2011」
応援ネットワークメッセージ

(敬称略、五十音順)2012.5.20現在

応援ネットワークとは?

原発の安全神話が崩れ去った今、我々は何をすべきか。原発も核兵器も無い世界を実現するための行動が求められている。実にタイムリーに上演される「臨界幻想2011」に対する期待大である。

植田栄一(城南保健生協専務理事)



2011年3月11日の東電福島原発震災によって、私たちが幸せに生きるために必要なきれいな大地、空気、水、食物を、事実上「永久に」、私たちは失ってしまったと思います。原発内での事故は終息せず、人々の被害もどこまで広がるか見えません。解決しなければならない課題は広く複雑で、且つ、深刻です。事態をこれ以上悪化させないためには、「3・11」以前の状態に戻るのは不可能であることを認識しながら、今の事態を直視することがすべての人々に求められていると思います。そのために「臨界幻想2011」公演が成功することを心底よりお祈りします。

小倉志郎(元東芝社員)



私たち日本中国友好協会は、再び両国が戦火を交えない「日中不再戦」を柱として来ました。しかし、今回の原発事故は戦争よりひどい、何十年、もしかしたら数世代に亘る被害を日本国民に及ぼしました。「集団疎開」などという、戦時中しかありえないことが、この時代に起きたのです。「臨界幻想2011」公演をみんなの力で成功させ、原発再稼働を許さない世論の力にしていきましょう。

北中一永(日中友好協会東京都連合会副理事長)



『臨界幻想2011』、一人でも多く国民の皆様にご覧いただきたいと思います。福島第一原発事故をきっかけに停止した原発の再稼働をめぐって議論が交わされていますが、全ての原発が停止しても下請労働者は必要です。この青年劇場の皆様が演ずる「臨界幻想」は現在も変わらない内部の労働実態や原発に絡む人間模様が浮き彫りにされた実に素晴らしい作品です。今後私たち一人ひとりが考えて行く問題だと思います。生命とは…原発とは…。

斉藤征二(元運輸一般労組・原発分会長)



石巻での上演は30年前のことでした。東北電力の女川原発1号機の運転前のことでした。この芝居がきっかけで、原発の危険性を多くの人と共有することができました。その数年後、石巻・女川を中心に“原発の危険から住民の生命と財産を守る会”(原生会)を結成し、監視活動を続けてきました。昨年の原発事故は、30年前の警告を現実のものとしたのです。国民として、いよいよ廃炉を求めて動き始める時だと思われてなりません!上演活動の成功を祈ります。

庄司捷彦(弁護士)



臨界幻想は1981年という大変早い時期に上演されました。労働者被曝問題を通じて、原発技術の持つ非人間性や矛盾を深くとらえた劇であり、被害者の悲しみを描きながら、同時に科学的な問題をきちんと提起している、すばらしい劇だと思います。福島事故の起きた今、先見性をもったこの劇が再上演されることは大変意義あることと思います。

舘野淳(核・エネルギー問題事務局長、元原子力研究所勤務)



『臨界幻想2011』に期待します。

暉峻淑子(埼玉大学名誉教授)



原発の最大のアキレス腱は下請け労働者の放射線被曝です。50万人に及ぶ労働者が被曝者となっている現状を演劇の場で広めていただきたい。人間をつぶす原発は日本の未来を暗くそめてゆくのは明白なのです。日本列島で大きな反響を呼び起こすよう期待してやみません。

樋口健二(カメラマン)



原発は原爆(核兵器)を作る過程を利用したもの。ヒロシマ・ナガサキ、第5福竜丸、フクシマと三度目、ヒバクです。そしてこの演劇で告発されているたくさんのみえないヒバク。30年前に上演された先見性におどろかされます。原発と核兵器の全廃のため、人類の未来のために、ぜひ多くの方々に観ていただきたいと思います。

平山知子(弁護士)



『臨界幻想』を、残念ながら観ていませんが、1981年という(チェルノブイリ以前の)段階で、原発の危険性を扱っておられたことに敬意を抱きます。さらに今回2011年の事故でも未だ足りない、原発労働者へのまなざしを中心にしていることに敬服します。『臨界幻想2011』上演に期待しています。

藤森研(専修大学教授・元朝日新聞記者)



30年前、次々とつくられる原発の危険を告発したこの作品、当時すでに起きた敦賀原発の危険もあり、未来を警告するものとなりましたが、私は観る機会がありませんでした。この作品が告発したことが、今まさにこの日本で展開されています。今度こそ必ず観るべきドラマと思っています。

三上満(教育評論家)



福井県出身で、ナガサキ生まれのヒロシマ育ち、<原発>は、私の人生そのものです。直接に運動にかかわったことのなかった私が、初めて「この指止まれ!」の声を地元目黒区で挙げました。「反原発・目黒の会」で参加者が続出しています。

山崎朋子(作家)



30年前の臨界幻想の公演を思い出しています。一緒に活動してたくさんのことを学ぶことができました。また、多くの友人ができました。その節は本当にお世話になりました。
今回の事故では宮城県でも南部の丸森町をはじめとして、広範な地域で、子どもたち、農水産業、製造業へ放射能被害が及んでおり、怒りにたえません。
私の出身は福島県の伊達市ですが、とてもきれいなところです。特に今の季節はリンゴや桃の花がたくさん咲いて桃源郷のようです。しかし、ここでは「特定非難勧奨地点」に指定された地域もあるほど高い線量に悩まされています。
春の連休には、いつも田舎の実家に帰って山菜やタケノコを採るのを楽しみにしていましたが、今はそれができません。実家の隣の先輩は定年後の第二の人生を農業に精を出すんだ!と、機械を新しくしましたが、その意気込みを放射能が打ち砕きました。ですから、飯舘村や浪江町など、避難をしている人々の思いやいかにと、心の底からくやしい気持ちでいっぱいになります。
原発事故はふる里と人々の未来を、とりわけ子どもたちの未来を奪っています。 今、政府は大飯原発の再稼働を狙っていますが、絶対に許されるものではありません。
今度の公演では、こうした原発の本質を一人でも多くの人々が考えてくれるにちがいありません。公演のご成功をお祈りします。

仙台市泉区 横尾盛雄

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