2003年4月 第83回公演
袖振り合うも
山内 久=作・堀口 始=演出・福島明夫=製作
美術=上田淳子/照明=横田元一郎/音響効果=菊池弘二
舞台監督=荒宏哉/演出助手=白石康之
宣伝美術=テリー・ジョンスン


「若い世代は触れたら危険!?」
こんな日本に誰がした!!
山内久と青年劇場が贈る当世人間喜劇!


あらすじ
日本刀研師一筋で65歳を迎えた安宅巌は、長年連れ添った妻ハルを交通事故で失い茫然自失。あと追い自殺をはかるが、 偶然訪問した舞台美術家志望の葉子に救われる。 巌の状況をみかねた葉子は、フリーターで元料理人志望の吉見を賄いとして送り込み、そこへ巌の師匠の娘、美佐も転がり込んでくる。 いつのまにか葉子に「女性」を感じている巌、"恋敵"の登場にあわてる吉見、やけぼっくいに火がつき再び巌に恋心を燃やす美佐、 おまけに幽霊のハルまで飛び出して。果たしてこの4人の共同生活の行く末は…。


出演者

西沢由郎

千賀拓夫

上甲まち子

藤井美恵子

中川為久朗

榎本葉月


アンケートから
パンフレットには『若い世代は触れたら危険!?』とか『当世人間喜劇』 とありましたが、と同時にそれぞれの登場人物の性格もあいまって、とても内容の深い印象を受けました。洗濯物は分けるべきという昔気質の人物、戦争の 実体験を伝えられるのは自分たちが最後だという人物、自分の夢に向かってはいるけれど、その世界の厳しさに我慢できるか、それとも我慢できずに『青い鳥』 を追ってしまうかの対照的な二人の人物。まさしく『当世人間』模様が描かれていたと思います。
 またよく「最近の若い世代は理解できない」と言われます。しかしその"若い世代"にしてみたら年配の世代が理解できないのではないでしょうか?だからと いって『触れたら危険』なのではなく、「触れないからこそ危険」なのではないでしょうか?世代間で理解ができなくとも、それぞれの考え、思いの基となって いるものを探れば『触れ合う』ことができるのではないでしょうか?
(男性・29才)











写真撮影:蔵原輝人
現代の世相をうつした芝居。交通事故死、自殺、戦争、高齢化社会と世相のギャップなど、途中15分の休憩がありましたが、笑いあり楽しいひとときを 持ち鑑賞しました。舞台装置、高層ビルの背景、遠景、夜空、星の表現がすばらしかった。
西沢由郎の「戦争」を回想して語るところ(一升瓶をかかえ涙して語るところ)、藤井美恵子のゆうれいの演技が実に良かった。
(男性・64才)
大変良かった。「これからだ」と老いも若きも前向きに生きようとする姿に感動した。
(男性・61才)
世代の違う他人と関わることを嫌う今の世の中で、お互いがぶつかり合いながらもわかり合えるこのお芝居に、人間すてたもんじゃないと感じました。楽しかったです。
(女性・30代)
「人間には人間が効く」、いい劇でした。感謝!
(男性・58才)
とても心温まる劇で、久々に感動しました。特に音楽と演技がすばらしい。泣いたり笑ったり、演劇って人を上向きにさせるのですね。
仕事辞めて、この先どうしたらよいか迷っていたのに花曇りの先にちょっぴり青空が見えてきました。9月と言わず、良いものを早く見てみたいです。 忙しいのに見に来てよかったです。
(女性・59才)
4人がみんなバラバラだった気持ちが、衣食住をともにしていくうちに、お互いのことを大切に思い家族になったのが、とてもあたたかい気持ちになりました。
今の時代って、他人のことを理解するのは大変だけれど、お互いにぶつかり合っているうちに、心って自然と通じるものなんだなあーと改めて感じました。これからも 人とのつながりを大切にしていきたいです!
(女性・23才)
楽しく観れました。何か希望を与えてくれる感じがいいですね。これからも年齢にとらわれず新しいことに挑戦してみようかなと思いました。
(男性・61才)