秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場第116回公演
「梅子とよっちゃん」
福山啓子=作 瀬戸山美咲=演出

美術=乘峯雅寛  照明=上川真由美  音響効果=坂口野花
衣裳=宮岡増枝  舞台監督=新庄広樹  宣伝美術=windage.  製作=福島明夫

2017年5月12日〜21日 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
協力:中央区立郷土天文館   文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)

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稽古場だより

2017/4/30

 本日の公演班だよりは私、中川がお送りします。
 紹介させていただくのは初舞台「相貌」では移民のファン役を、今学校公演で巡演している「オールライト」ではユキ役を演じている片平貴緑さんです。

 彼女が今回演じるのは殆どの人が一度は聞いたことのある女優、田村秋子さんです。田村秋子さんを知らない人にはネタバレなるので詳しい話しはここでは遠慮しておきますね。あと実はもう一役あるのですが、これも本番の舞台までとっておきましょう。

 自分は彼女とは今回が初共演ですが、芝居に向き合う姿勢は純粋に凄いなと思います。戯曲の研究は勿論ですが、彼女の眼には何か圧倒されるものがあります。

 彼女の休日の過ごし方は森林公園や図書館に行く事だそうです。人混みから離れて落ち着ける場所がきっと好きなんですね。
 そして「1番大切にしているものは?」と質問すると少し考えて「目に見えないもの」と答えてくれした。とても深い答えだと思いました。

 それでは片平貴緑さんの演じる田村秋子を是非観にきてください!お待ちしています。

中川為久朗

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2017/4/29

 今回ご紹介するのは梅子のお兄さん、三島章道役の中川為久朗さんです。

 章道は、日銀総裁の父を持ち、母は侯爵の娘と、まさに貴族の中の貴族!!

 自身は作家、国会議員、ボーイスカウト指導者として活躍。正義感が強いだけでなく、妹梅子をとても大切に想う、優しい人です。

 為久朗さんも後輩想いの優しい先輩で、稽古場ではいつも私たちを笑わせてくれます。

 私もこんなお兄さんほしい!観に来た方はみんな梅子さんが羨ましくなるはず。

 どうぞお楽しみに( ^ω^ )

 山本安英役の小泉美果でした♪

小泉美果

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2017/4/28

 本日は築地小劇場を代表する、山本安英役を演じます小泉美果を紹介します。

 2012年入団、性格は真面目で勉強熱心、若手の中では新劇の歴史について一番博学だと思われます。

 梅子とよっちゃんでは、稽古の前段階で学習会やフィールドワークを企画するなど活躍してます。おかげで貴重な資料に出会えました、ありがとう。

 劇団の中では男の子の役を演じる事が多く、和服の女性は2013年の「怒濤」以来となります。そんな女性の魅力上昇中の小泉さんを観に是非とも劇場に足を運んで下さい。お待ちしてます

 松田粂太郎役、山田秀人でした。

山田秀人

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2017/4/23

 「梅子とよっちゃん」出演者紹介をご覧いただき、ありがとう御ざいます。
 高安が山田秀人君を紹介いたします。

 青年劇場39期生。入団8年目。
 高安は、山田君をみるとコアラを思い出します。(でも何故か、コアラをみても山田君を思い出しません。)

 山田君は、新婚さんですが、女優の伴侶は、只今、旅公演の真っ最中。離れ離れなんです。

 山田君は、少し前からダイエット中!ほぼ毎晩5キロ走っているそうです。現在3.5kg減量。本番では写真よりグッとシャープな(?)山田君に会えるかも!!

 山田君の役は土方与志の書生兼築地小劇場の経理部員です。

 こうご期待!

高安美子

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2017/4/22

 「足のサイズは23.5センチ、肩幅は39センチ、服のサイズはM」と普段言わないであろう内容から始まった高安美子さんのインタビュー。なんとマニアックな……。

 高安さんは沢田研二さん(ジュリー)が大好きで、中学の修学旅行でジュリーの実家の写真を撮ったり、コンサートに行ったり、ポスターを貰ったりとかなりのファンのようだ。

 そんな可愛い一面もある高安さんはこれまで色んな母親を演じてきました。その度に息子は出来が悪かったりと本人曰く微妙な息子達だったそうです。

 さて、今回も土方与志の母、愛子を演じる高安さん。今回の息子は果たして出来が良いのか悪いのか、そんな母と子の関係にも是非注目して欲しいと思います。

友田恭助、実吉捷郎役 林田悠佑

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2017/4/20

 こんにちは!本日私菅原は、林田悠佑君を紹介させて頂きます。

 林田君は、入団6年目。これまで中学生、高校生、恋する若者を演じてきましたが、今回はいよいよ大人の役、しかも「友田恭助」「実吉捷郎」という歴史にその名を残す大物2役に挑戦します。

 さもプレッシャーがきつかろうと思いきや、案外腹のすわった所をみせて、先輩たちにもまれながら、毎日稽古に励んでいます。その楽天的粘り腰はどこから来るの?と思い、インタビューさせてもらいました。

 林田君は、長崎で生まれてすぐに埼玉へ移り、育ちました。ところが小学5年の時、再び長崎に戻る事になり、言葉の違いもあって、かなり辛い思いをしたそうです。でも、その状況に負けずに、中学・高校では一貫してバドミントンにうちこんできたとか。スポーツマンだったんですね。ズケズケ聞く私に時にテレながらも真摯に語ってくれた林田君、舞台でどんな姿をみせてくれるか、是非ご期待下さいね!

 おっと、忘れていました。林田君の演ずる役は、もう一つありました。それは観てのお楽しみということで!

 応援よろしくお願いいたします。

菅原修子

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2017/4/18

 皆さまこんにちは
 松田くんからご紹介に預かりました高山です
 松田くんありがとう!

 リレー形式で『梅子とよっちゃん』出演者を紹介し合う稽古場だより
 本日僕がご紹介させて頂くのはこちらの女優さんです

 『菅原修子さん』
 エキセントリックな女教師から
 献身的に娘を見守る母親役まで多彩な役をこなす演技派女優さんです!

 今回の『梅子とよっちゃん』では劇中の約27年間で
 梅子の母親:三島加根子
 築地小劇場で梅子を支える衣装部の女性:中島かの子
 戦後の那須野でたくましく生きる女性:みつ子
 と三つの役を演じています

 方言を使う場面もあり大変そうですが
 全く異なる三人の女性をいかに演じるか注目です!

 菅原さんとは『田畑家の行方』以来の共演ですね
 今回も宜しくお願い致します!

高山康宏(加曾利鼎之介/薄田研二役)

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2017/4/17

 今回紹介するのは、築地小劇場の俳優、薄田研二と土方家に仕える執事、加曾利貞之介を演じます、高山康宏さんです!

 高山さんは本当に優しく面白い方であたたかく僕ら後輩を支え、お芝居ではその人柄を醸し出し稽古場を時には笑いを、時には涙を誘います。

 今回、2つの役をどう演じ分けるのでしょうか?その成果は是非劇場で!

松田光寿

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2017/4/14

 青年劇場研究生の松田光寿君は入団2年目。
 「郡上の立百姓」に続くニ度目の東京公演出演。

 築地小劇場では新作を月に二本は仕込んでいたそうだから研究生たちは年中芝居漬けだったという。
 それとは比べられないが、松田くんはやっぱり、ついてる!!
日本の舞台装置家のパイオニア、当初は俳優を兼ねていたという吉田謙吉さんを演じる。
 加えて右翼の男、看守役も。さぁどう演じ分けるか楽しみだ。
 紹介は葛西和雄でした。

葛西和雄

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2017/4/13

 日本新劇の父 小山内薫。
 土方与志と共に築地小劇場を創った。
 2人のパイオニアが人生をかけて築き上げた新劇いうフィールドに今私たちは立っている。

 そして『梅子とよっちゃん』の父
 葛西和雄。
 劇団員の父として小山内薫を熱演します。

 時代に翻弄されながらも演劇に捧げた生涯に想いを馳せながら、今この時代に蘇ります。

 御期待下さい。

岡山豊明

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2017/4/11


 先週から立ち稽古に入り、着物を着る役柄の俳優は、自前で着物を用意したり、先輩からお借りして、慣れない着付けと所作に悪戦苦闘しています。

 今回着物を着ない千田是也役の岡山豊明さんを紹介します!

 彼はこれまで俳優以外にも演出助手(以後、演助)を二度経験しており、私はその二度とも一緒に仕事をしました。俳優である彼は演者としての気持ちもわかるのでしょう、常に若手俳優に寄り添い演助としてアドバイスしている姿をよく見かけました。
 今回の稽古場でもその姿が見られます。演劇に対して真摯に熱い思いを持って向かうその姿は、この舞台に登場する千田是也に重なって見えます。

 ※写真は岡山さんの希望によるアングルで、ピンボケも了承済みです....(豊、ゴメン〜)

秋山 亜紀子

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2017/4/8

 今回は貴族である牧野峰子、築地小劇場衣裳部の掛替花子、那須野の女性よし子の三役を演じられる秋山亜紀子さんを紹介させて頂きます!

 秋山さんは着物の着付けや所作等、女性の美しい立ち振舞いを理解し、それを舞台上で表現できる細やかさを持っている女優です!
 よく稽古場では他の女性の所作について的確なアドバイスをし、戯曲の解釈についても次々とアイディアが出てきて稽古場に新しい発見を与えてくださいます。

 そんな秋山さんはなんと日舞の名取でもあります!!
 僕も初めて劇団でお会いしたときに着物の角帯をバシッと着付けて頂いたのを今でも覚えています。

 今回の舞台が昭和初期の日本という時代背景の中、いなくてはならない存在です!!

 おや、写真の後ろに見切れてる方は、、、、笑
 ※ヒント 今回の主役の一人をかざるあの役者さんです。

丸山定夫|大石達也

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2017/4/6

 大石達也君、今回の「梅子とよっちゃん」が、初舞台となる。

 彼は、昨年の7月に青年劇場にやって来た。青年座の養成所を卒業し、少し経て、青年劇場を選んでくれた。

 昨年の9月公演「郡上の立百姓」や「オールライト」の旅公演では、そもそも配置されていなかったのだが、スタッフとして白羽の矢が立ち、みんなを助けてくれていた。そして、感謝されていた。

 今回の初舞台では、築地小劇場が産んだ名優の一人、“新劇の団十郎”とも称された「丸山定夫」を演じる。土方与志・梅子夫妻の信頼も厚く、皆から「ガンちゃん」の愛称で親しまれていた。

 大石君の笑顔は、どことなく「丸山定夫」本人の人懐っこい笑顔に通じている。

 晴れやかなデヴューを飾って欲しい!

三島弥太郎・千早正寛役 杉本光弘

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2017/4/4

 今回は梅子のお父さんである三島弥太郎役兼、築地小劇場経理部主任の千早正ェ役を演じる杉本光弘さんを紹介します!!

 好きな食べ物は新玉ねぎのオニオンスライス、
 好きな色はワインレッドと紫!

 そんな杉本さんは火のような人で、時には(役柄もあるのでしょうが)父の様に温かく、時には情熱的に燃やしてくれます。

 そんな杉本さんは知識人でもあります。
 常に本を机の上に置いて、何かあるとよく調べ物していていますし、ネット関係も強いです。

 ちなみに人生で一番笑った場所があった本はパスカルの「パンセ」だそうです。
 人間は考える葦である。のあの人ですね。
 私の知らないことを沢山知っていていつも悔しく思います。私も頑張らねば!!!

梅子役:池田咲子

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2017/4/1

 五月公演「梅子とよっちゃん」の稽古がスタートしました。
 土方与志役の船津基です。

 他己紹介最初は与志の妻、土方梅子を演じます池田咲子さんを紹介します!ニックネームはさっこさん。

 さっこさんは山梨県出身で2015年に入団したての超若手女優です。同年に「真珠の首飾り」でタイピスト、マーガレット・ストーンの役で初舞台を踏みました。
 昨年は「博士の愛した数式」の大道具係として巡演し、特に母校の塩山中学での公演は本人にとっても心に残る公演になったのではないでしょうか。地元に愛される彼女を見ることができました。

 温泉旅館育ちの彼女はとても気配りができる働き者です。
 「梅子とよっちゃん」では大きな飛躍をすることでしょう!
 私も舞台上ではどんな夫婦生活になるかとドキドキです。

船津基

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