青年劇場は、日本新劇界のパイオニア、秋田雨雀と土方与志が戦後創設した舞台芸術学院の卒業生を中心に、1964年に創立されました。
秋田雨雀のヒューマニズムと土方与志の国際性豊かな舞台創造を受け継ぎ、今日の日本社会の状況をふまえつつ一層発展させ、アクチュアルな舞台創造をめざし努力してまいります。
当初は、高等学校の公演が中心で、青少年のための演劇活動に力を入れてきました。その後平行して一般観客対象の創作劇を数多く送り出してまいりました。その作品群の特徴は、その時々の日本社会や人間に鋭く迫るものであり、青年劇場を「社会派劇団」と紹介される事が多いのもそこに由来するものでしょう。
友の会は、青年劇場の東京公演を観続け、劇団を支えてくださる方々の集まりです。「劇団を支援する会」として1967年に誕生し、その後「友の会」と改称されました。劇団、特に定例公演を支えるもっとも身近な観客組織として、公演を継続して観て頂くことや、「つどい」などで、劇団や演劇についてさらに知っていただくことで、劇団を支える会となっています。青年劇場は、年間二本から三本の新作を創り、東京で上演していますが、その創造を可能にしているのは、「友の会」があるからこそです。
おかげさまで、昨年45周年を迎えることができました。劇団としては、友の会の輪をさらに広げ、より多くのお客様とのコミュニケーションを大事にし、演劇と社会との接点を探る場として生かしていければと願っております。