3150万秒と、少し

〜今までになく懸命に生きた一年〜


上半期のたよりはこちら





公演班だより

2009/12/16 ラスト公演!

 ―始まりには必ず終わりがある―

 当たり前だけど、いちいち胸にくるこの言葉を、また心に刻みました。

 「3150万秒と、少し」は12月16日、山梨県大月市で千秋楽をむかえました。

 五年間、沢山の方に支えられ、本当に沢山の方に観て頂いたこの作品、正直、この旅日記を書いてる今でもまだ終わった実感がわきません(;^_^A

 前日のうちに大月市に移動をし、朝はまるで霜が降りたかのような寒さ(*_*)ひぃひぃ言い合いながら宿を出発。



 会館に着くと、せっかくだからと、仕込み前に一枚記念撮影。




 本番まで、まるで次も公演が続くかのように、いつものように穏やかに(?)すすみます。




 劇団や旅中の公演班から、嬉しい寄せ書きのサプライズが(o^∀^o)じ〜んときますっ!感謝です!



 そして、

 3150ラストステージ!!

 は、

 客席の皆さんと一瞬一瞬を作り上げるような舞台でした。
 まず最初の雪崩、1列目2列目の生徒さんを巻き込みつつ落下(汗)雪崩の雪幕さんも最後への意気込みでしょうか…(;^_^A少々焦りましたが、

 羊で笑い、お面で笑い、いくつもの葛藤に共感し、友情が築かれていく様を追いかけ、リストの真実に驚き、最後は様々な想像が飛びかい…

 書ききれませんが、とにかく空気がうねるような集中力で、楽しんで見てくださいました。

 本当に最後にふさわしい舞台になりました。



 終演後は演劇部の皆さんと座談会です。私は最後に座談会に参加できて、次につながるパワーをいただきました。ありがとうございました。


 翌日は、荷降し。

 3150の舞台セットを片付ける作業をしましたが、やはり寂しい気持ちが…

 思い切ってパネルの一部をお持ち帰りすることにしました(*^_^*)

 さて、最後の3150日記をどう締めようか悩みますが…

 そうそう、これを書かなければ!
 舞台が終わり、花束と一緒に頂いた、生徒会長さんの言葉。
 「僕は今日、初めてお芝居というものを観ましたが、こんなに素晴らしいものだとは思いませんでした。」
 学校公演はこの為にある!と思ってしまうほど、嬉しかったですし、「最後の公演なんだなぁ」とやっと心で理解した瞬間でした。
 この五年間、約16万人もの方々に観て頂きました。北は北海道旭川から南は奄美大島まで。

 沢山の方と出会い、沢山の方に支えられた日々でした。この日記を気に掛けてくださった皆様、本当にありがとうございました。

 また、新たな作品で、お会いできることを願って(*^_^*)

 街角や電車でみかける高校生の中に、悠子と梨香がいるような気がしてなりません。

大月ひろ美

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2009/12/15

 楽屋入り・AM8:00
 開演・10:00
 俳優が上演に向けアップしている横で、照明さん・音響さんは舞台の最終チェック。
 舞台監督グループは、暗幕張り等々(昨日の舞台稽古は、日が沈み真っ暗だったので、所々日が差し込んでます)

 いよいよ本番!
 深々と冷える体育館。後ろの生徒さんは、舞台が見え難かったとの事でしたが、寒い中よく観てくれました。
 当初予定していた会館での公演なら、一番後ろの生徒さんまで良く見えたと思うとちょっと残念…。
 でも、最後まで興味を持って観劇して頂きました。

 終演後、文化委員の生徒さん約20名が舞台の片付けを手伝ってくださったのですが、労力を惜しまず働くこと!働くこと!
 皆さん力もあるし、体力もある!
 久しぶりに中学生パワーを見せて頂きました。


 また今日は、5年間の地方公演の中で生活を共にした真喜志さん・松橋さん。初演からお世話になってきた宮岡さん。何度も公演を観に来てくれた荒川さん。青少年劇場部で公演を支えてくれた船津さん・福原さん・島本さん。「修学旅行」班からは矢野さんと、都内近郊で上演する“最後の舞台”に、多くの劇団員が来てくれたのには胸が熱くなりました!
 ありがたかった!


 これから山梨県の大月市へバスで移動します。
 生徒さんと劇団員のおかげで、予定より一時間位早く宿に到着出来そうです。

島野仲代

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2009/12/14

 「3150万秒と、少し」公演班だよりをご覧頂いている皆さん、お久しぶりです。
 11/14の水戸女子高校公演から約一ヶ月ぶりの更新になります。

 予定のスケジュールでは、11/14がこの作品の最終公演になるはずでしたが、新型インフルエンザの影響で公演が延期になり、今日に至りました。
 新型インフルエンザの猛威は、学校公演を行っている劇団に大打撃を与えていると新聞でも報道されましたが、まさにその渦中にいる私達です。
 授業時間確保が厳しい中、延期して実施してくださる学校に感謝しております。

 さて、今日と明日お世話になるのは法政第二中学校です。
 今日は体育館(3階)で舞台設営と舞台稽古をし、明日生徒さんに観て頂きます。

 劇団から白木さんと衣裳部の宮岡さんが応援に来てくれ、また、担当の深澤先生も荷物を体育館まで運んでくださいました。
 先生の姿勢は、この公演を実現する為に、色々な面でご尽力くださった事が、現れている場面でした。
 深澤先生、ありがとうございました。

 舞台稽古ですが、この作品をこよなく愛してくれている劇団の女優・大嶋恵子さんが観に来てくれたのは嬉しかった!

 これが本当に最後の舞台稽古。
 終了後、演出の藤井清美さんを交えてのミーティングは、明日の公演に向けて、とても有効な時間でした。

 “どうしたらもっと舞台が良くなるのか?”自問自答しながら帰路に着きました。

島野仲代

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2009/11/19

 ど〜〜も〜〜。
 俳優の他に大道具とトラックの運転をしている寺田です(^_^)v

 今、《博士の愛した数式》のスタッフで岡山県は倉敷市児島に来ています。

 『エ?3150の旅日記じゃないの??』と思った方………、いいんです!!
 3150レギュラーの僕が書いたら3150の旅日記になるんです!!!

 (博士班ではスーパーサブと自称しています(^_^;))

 その博士班なんですが、なんと今日、足掛け4年目にして100回目のステージなんで〜〜〜〜〜す(≧∇≦)!(b^ー°)

 (だから書いた、てのがホントの理由です(^w^))
 しかし僕は今年の1月に《博士〜》に初めてついて、今日で7ステージしかやってないんですよね(-.-;)

 そりゃそうだ、3150についてンだからf^_^;

 でも、公演の100回目という大きな場面にいるコトが出来たというのは嬉しく思います(^_^)v
 《博士の愛した数式》公演班の皆さん、100回公演おめでとうございます!!!(-^〇^-)

 さて、3150の舞台も後少し…………、みんなどうしているかな(^_^)

寺田 吏宏

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2009/11/14

 さぁ〜!! 11月最後の公演! そして今旅初の朝公演!
 気合いが入ります。

 が、天気予報は雨。
 雨が降ると困るのです。そう、今日の公演は体育館。 体育館での雨の音は私たちにとってはまさに大敵です。
 「お願い、降らないで〜」と、祈ったものの、若干ですが降られてしまいました。(しかも私のシーン、何故か多かったのです(T_T))

 でも、そんな雨も吹き飛ばすほど、生徒さんたちの舞台への集中は素晴らしかったです。担当の先生が「生徒たちは今日を楽しみにしています」とおっしゃって下さいましたが、その言葉どおり、よく反応し、笑い、楽しみに待ってくれていたのだということがとても伝わってくる公演でした。

 終演後も、すれ違う生徒さんたちが面白かったと声をかけてくれたようです。

(←公演が終わってお昼休憩。豪華弁当でした☆)


 ごはんを食べたら、もうひと仕事!
 生徒さんたち、バラシも積極的に手伝ってくれ、予定よりかなり早く終えることができました。

(↓細引きのロープを巻いてくれています。すっかり覚えてくれました。)

 水戸女子高校さん、300人ちょっとの学校ですが、生徒さんみんなとてもかわいらしく、伸び伸びしていて、先生方と生徒さんとの関係がとてもいいのだなと感じました。
 こういう光景が見られるのが体育館公演の良い所ですね♪

 午後には雨も上がり、綺麗なオレンジの夕焼けと虹が…(このお天気が午前中ならーほんの少〜しだけ恨みました)
 そんな景色を見ながらバスは鴻巣にある倉庫へ。

 12月にも公演ができることになりましたが、約1ヶ月間お休みです。セットを一旦トラックから降ろさなければなりません。プロデューサーの船津くん、昨日から公演班と共に行動。最後まで手伝ってくれました。大変助かりましたよ、ありがと〜。

 演出の藤井清美さんも本日の公演を観てくれました。
 本来なら今日で最後の公演だったはず。でもインフルエンザの影響で12月も公演できることになりました。(詳しくは前の渡辺さんの文を読んで下さいね)
 本当にたくさんの事を学んだ作品です。
 この作品でまた稽古ができ、公演ができることはとてもうれしいです。

 最後の公演まで、思いっきり堪能したいと思います。

中山万紀

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2009/11/13

 13日、本来なら秋の地方巡演の千秋楽。初演から五年間の楽しかった事や苦労話に花が咲き、公演が終ったら、大道具も翌日処分といくはずでしたが、今年はインフルエンザの大流行。中止を免れ一ヶ月後に延期して観劇してくれる学校もあって・・・。インフルエンザのおかげで千秋楽にならず大混乱が起きてしまいました。でも今夜の宿はそんなこととは関係なく、若干のアルコールで、たくましく盛り上がっていました。

 本日の会場は水戸女子高体育館です。学校の舞台だけでは広さが不十分なので、2トンレンタカーを借りて仮設舞台を積んで鴻巣倉庫を出発。「3150万秒と少し」の最後の体育館公演の準備でみんなも張り切っています。
 体育館に着くと渡り廊下があって、道具満載の四トン車がくぐることが出来ません。そこで急遽借りたニトン車が活躍しました。

 古いタイプの体育館で天井が低く少し苦労しましたが、なんとか遅れ遅れで冒頭の宿に入り、久し振りの演出家の来班と久し振りのみんな揃っての夕食でテンションの高い一日でした。

渡辺尚彦

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音響の山口ゆり姉さん。
お仕事中にお邪魔しますm(__)m
カッコイイ!!

2009/11/11 大雨

 なんたること!!
 今までずっとイイ天気だったのに、搬入がエレベーターとリフトの今日に限って大雨ザーザー降りなんて(ToT)
 こんな大雨の中、リフトなんか使ったらセットが大変なことになってしまう。

照明の前さん。
今から明かり作りです。

 ということで、ココは5年間で培った知恵により(?!)何とか全てエレベーターで搬入完了。
 素晴らしい!! (私は照明を仕込んでいたので、実際この現場にはいなかったんですけど。)

舞監助手の渡辺さん。
ただ今、プロジェクターの仕込み中です。

 昨日の旅日記で、舞監の白石さんが心配してましたが、無事に仕込みに取りかかれました。

楽屋係の松永さん。
まぶしぃ〜(≧▽≦)

 今日の公演は仙台第一高校の生徒さん達との出会いでした。

マスク隊の榎本さんと中山さん。恐いっっ!!
インフルエンザ対策バッチリの衣装部さんです。
 900人を超える男子生徒さん。本当に900人もいるのか!?と思うくらい静かでしたが、終演直後の拍手はとてもあたたかいものでした(*^.^*)
 この学校は、生徒さんの〈自主性を重んじる〉ということで座席は自由席。前の方がガラ空きだったら悲しすぎる…と思っていましたが、そこはステキ!!前の方からビッシリ座ってくれていました。
 よかったo(^-^)o

雨の中のバラシ。
奥原さんと大月さん、仕事して下さいっっ!!
私もか(笑)

 さてさて、バラシです。
 朝よりは若干ホントに若干小降りになっておりました。
 タイムリミットは17時。時間延長も致し方ない状況で、何と!!ほぼ(笑)時間通りに終了しました。

 皆の〈早く東京に帰りたい!!〉という気持ちの表れかな。  そうです。
 我々は今から東京に帰るんです。
 5時過ぎに仙台を出発→10時鴻巣に到着予定→以下はそれぞれですが、電車で新宿到着が11時頃→家へ。 (-_-;)(-_-;)(-_-;)

 しょうがないですよね。
 もちろん分かります。

 運輸部さん、本当に運転ありがとうございます。
 言ったって私は、バスの中でこの文章作った後はお休みタイムに入れるので。

 今旅、唯一の東北はこのように終わりました。
 東北だ!!と気合いを入れていたのに、全然寒くなかったですね。公演班の中には、準備万端でヒートテックを着ていた先輩がいたのですが…フライングだったと呟いておりました。
 ね、奥原さん(笑)

初めての出会い、牛タン豆腐。お酒が進んじゃう。

 そうそう。
 昨夜は仙台と言えば…牛タン!!を食べに行きました。
 以前テレビで見た〈牛タン発祥の店 味太助〉に行こうと思っていたのですが定休日だったので(T.T)〈き助〉というお店に行きました。

コレがテール焼き。お箸でポロポロととれるくらい柔らかい。
ビールお代わり下さぁ〜い(笑)
 大当たり!!店長さんも女将さんもいい方で、予約しないと食べられないテール焼きなどを出して下さいました。帰りにお土産にくれたのは、オリジナルの〈招き牛のストラップ〉!!
 ここでも、素敵な方達との出会いがありました(^-^)

 また来たいなv(^-^)v

江原朱美

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2009/11/10-2

 本日は、久々の移動日。宮城県は、仙台まで5時間の移動です。東北道は、紅葉も鮮やかに、冬仕度をし始めた樹々を横目に、仙台に到着。明日の会場の搬入条件を下見、守衛さんに、鍵を開けてもらい、搬入用エレベーター、外のリフトを下見して、何とか上げられそう?と、一安心するが、仙台の明日の天気予報は、雨100%、どうしよう、取敢ず100円ショップで、合羽買って、一杯飲んで帰るか?アッ、俺、飲めないんだ!?。牛タン定食でも、食べて、明日も頑張るぞ!

舞台監督 白石康之

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2009/11/10

 今旅2度目の登場、トラック運転担当の寺田です。

 本日、仙台に向かってます。
 しかし今回はいつもとチョット違うコトが………、それは相方の岡山君が乗ってないんです!!
 その理由は鈴木匡史君のトラック教習をやっているからなんですネ〜〜〜(^O^)

 いつも3150班は大型トラックなので大型免許を持っていないと運転できないのですが、今回の旅の途中でレンタカーの4tトラックに替わったので『だったら匡史にトラック教習させよう』となり、今日の運転となりました(*^o^*)

 『時々、普通車は運転しているけどオートマ車です。』と匡史。 そう、劇団のトラックはマニュアル車、レンタカーの4tトラックもマニュアル車。




 匡史は緊張しっぱなし(^w^)




 教官役は大ベテランの渡辺さん。
 そしてサポート役で僕、寺田の3人でトラックを走らせています(^_^)v

 ちなみに岡山君はどうしているかというと………、バスの教習をやってます、向こうはどうしているかな(^w^)

《注・2007年6月2日に施行された自動車の中型免許、その2007年6月1日以前に自動車普通免許を取得していれば積載量4t、いわゆる4トントラックまで運転できるんですね。ま、詳しいコトは………、調べて下さいm(_ _)m すみません(^_^;)》

寺田吏宏

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2009/11/6

 西武新宿線、小平駅から10分程の場所にある会館「ルネ小平」。 本日はこども劇場主催の公演日です。

 9:00仕込み開始と言う事でこのぐらいの時間に集合します。

 劇団養成所の実習も同日にあり、写真は養成所生。

 本番の前には当然ながら仕込みがあります。我々も例に漏れず、俳優、スタッフ一丸となって仕込む訳ですが、私、岡山は照明の担当をさせて頂いております。

 今日はその流れを紹介します。

 コレが本日の会場の客席。広いですね。
 仕込みとはいえステージはわりと目にすると思い、いきなりサイドフロント投光室です。

 こんな感じに客席の左右から明かりを。

 続きましては、シーリングスポットへ向かいます。

 どの劇場でも大体最上階にあります。
 場所によっては屋上から行く事もあります。
 写真のような階段をひたすら5階まで…

 扉を開けると見た通り。
 機械室みたいなものですね。


 矢印に従い更に進みます。










 すると、ずらりと並ぶ照明です。

 写真の右にステージが見えますが、一台ずつ当たりをする訳ですね。

 とても簡単に説明しましたが、それでもホントに一部です。

 一度の芝居をお届けするために、沢山の作業が行われるんですよね。
 大道具、小道具、照明、音響、衣装、楽屋…ほかにも制作等々、まさに総合芸術です。

 また機会があれば、他の部所もレポートしたいと思います。

岡山豊明

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2009/11/3〜4

 前日は鎌倉で通いの公演を行い、3日はまた埼玉県の上尾市へと朝早く出発。公演を終え上尾実行委員会のみなさんと交流会をし、私達は午後7:30、上尾市を出発し、翌日の公演先、栃木県の那須町へ劇団バスで向かった。

 午後10時頃到着。ホテルの部屋は寒いので暖房を入れた。山の温度は0℃。2日程睡眠不足が続いたので、早めに寝て明日に備える。

 翌朝、午前9時前に会館に到着。舞台担当の本沢(ほんざわ)さんが搬入口をあけ、私達を快く迎えてくれた。彼はスタッフとして一人で切り盛りし、舞台全体を見ていたのだが、照明の明かり作りでは最初から最後まで手伝っていただき、本当に感謝!

 那須高原は少し雪があり、冬の準備を整えていた。公演終了後、解散地鴻巣駅へ向かうのが残念であり、1日くらい観光したい気分だった。

照明 前政人

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2009/11/3 文化の日

 上尾市文化センターには、とても素敵な文化の風が吹きました。
 たくさんの方々の協力と努力で創られた大きな風が。
 本日は、上尾実行委員会公演でした。

 パリッと晴れた秋空に迎えられ劇場に着くと、荷降しのお手伝いをしてくださる上尾南高校演劇部の生徒さん達が。ありがとうございますm(__)m
 ちょっとのことでも、「お願いします」「手をはなします」など確認の声掛けがしっかりできていて、ほぉ〜すごい、偉いなぁ(´Д`)とこちらの気持ちまで引き締めてもらいました。

 舞台の準備も着々と進み、本番の一時間半前に実行委員会の皆さんと「顔合わせ」がありました。
 お互いの顔をしっかり見つめ言う「宜しくお願いします」は本当に重い、責任のあるものに感じます。

 気合いを入れていざ本番!
 幕があいたらそこは……

 いやぁ…びっくりしました。

 「気持ち」頂きました。目には見えないけど、体に心にビシバシ伝わってくる「観るぞ!」という、もはや気迫とも呼べるような気持ちを全身に浴びて芝居をやれるということは、演者としてなんと幸せなことでしょう。

 濃密な時間が過ぎ、暖かい拍手を頂きました。本当にありがとうございました。

 そして、本日の公演を迎えるまで大奮闘して下さった実行委員会の皆さんと終演後に、お疲れさま会を開きました。

 お酒が入る前からあちこちで繰り広げられる会話が、お酒が進むに連れてよりはずまないはずはなく(笑)




(居酒屋の店長さん、お世話になりました。笑顔を絶やさぬ姿と突然ふられた挨拶にもかかわらず、3150のタイトルにちなんで、秒数を取り入れたご挨拶にプロ意識をみましたm(__)m)

 皆さん身振り手振りを交えながら、熱く語ってくださいました。

 本音を言えば朝まで語り飲み明かしたい、別れがたい夜でしたが、なんと本日はこれでは終わりません。

 那須に、移動します。

 明日の昼に控えた那須での公演のため、3150班一同、那須に向かわなければならないのです(_´Д`)ノ~~
 もちろん、トラックとバスの運転手さんと助手さんは………一滴も、お酒を飲めませんでした(*_*)

 本当にお疲れさまです。

 今日いただいたパワーを那須に持ち込んで、明日もパワフルな舞台にしたいと思います!!

 最後にもう一度、

 上尾実行委員会の皆さん、本当に、本当に、ありがとうございました!!!

大月ひろ美

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2009/11/2

 11月2日。今日は鎌倉学園さんの中学校・高等学校の合同公演です。一週間ぶりの舞台でしたが、大きな拍手で迎えてくれ1000名を超える男子生徒さんたちのパワーに力をもらい開幕できました。

 大きな会場だったので、2階席、3階席の中学生の皆さんには俳優の頭頂部しか見えなかったと思いますが、最後まで一生懸命頑張って観てくれました。カーテンコールでの、生徒会長さんの緊張しながらのご挨拶もとても印象的でした。

 終演後の座談会には、最近できた演劇部の生徒さんたちを中心に集まってくださいましたが、劇団員の話に耳を傾ける真剣な眼差しが、またまた印象的でした(写真はその時の様子です)。

 それから、鎌倉学園さんは中・高合同とはいえ、4人もの先生がたが今回の鑑賞行事を担当してくださいました。芸術鑑賞行事に直接携わる先生の姿と、開演前の校長先生のご挨拶から、芸術鑑賞行事=心を大切する学園全体の“想い”を感じました。

 鎌倉学園の皆さん、本当にありがとうございました!またお会いできる日を祈念しております。

梨香ママ役 松永亜規子

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2009/10/26

 雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、台風二十号ニモ負けずに、やって来ました!北区王子、北とぴあ!!

 今日は、順天中学校・高等学校。生徒さん1300名!(・・?)1300…名(;^_^A…1300!!広い客席に広い舞台。仕込みは、楽々(^^)v

 開演時間が近づくに連れて、1300人の前に立つ緊張もMax(私だけ(?))に。毎度のことながら、このドキドキ感とワクワク感が楽しくて仕方ないo(^-^)o

 開演してすぐに、集中して食い入る様に観てくれました。こちら側の「やるぞー!」という気持ちと、生徒さんたちの「観たいー!」という気持ちが一つになっていく瞬間が心地好く、アッという間に終演を迎えていました(^-^)
 カーテンコールの花束贈呈の時、生徒さんが「すごく面白かったです!」と生の声を聞かせてくれました。
 座談会も9名の生徒さんが参加してくれて、“面白かった”“観て、いろいろ勉強になった”と、感想を寄せてくれました。

 今日の天気とは反比例して、爽やかな気分で、座談会会場を後にしたのでした。
 バラシ現場では、劇団のトラックからレンタカーへと荷物を入れ替える作業をしていて、荷物を積む順序が変わるので、少々、大変だった様です(^o^;
 トラックを運んで、バラシもお手伝い頂いた荒さん、気が付いたら、バラシに参加頂いた石井さん、ありがとうございましたm(__)m
 劇団のトラックは、その後、「博士の愛した数式」班へ。

 次の公演まで、約一週間空きますが、鋭気を養って臨みたいと思います!

榎本葉月

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2009/10/23-2

 本日の栃木県立黒羽高等学校の演劇部の皆さんです。
 終演後の座談会は、客席の前列で舞台上の片付けを見学しつつ、色々な質問が飛びかう座談会でした
(●´∀`●)/
 ありがとうございました!

大月ひろ美

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2009/10/23

 今日は黒羽高校さんでの公演でした。
 この公演は、今年の春先に私が製作者の一人として訪問し、この 「3150万秒と、少し」に決めていただいた学校です。
 生徒さんたちは、とてもこの作品の深いところを感じて観て下さ り、その空気感に出演している私自身がジンとくる場面もありまし た。何人かの先生方も楽屋の方を訪ねて下さり、製作者の一人とし てもホットいたしました。

 さて、写真は、お宿から会館までの道のりに見つけた“秋の気 配”を感じさせられた植物たちです。





 そして、“秋”と言えば、芸術の秋です!来る11月3日 (火)【文化の日】埼玉県は上尾市の文化センターにおいて、 この「3150万秒と、少し」の一般公演があります。開演は14時。

 この上尾での公演は、青年劇場の「一人でも多くの青少年の方た ちに、より良い演劇を観て貰いたい。生の演劇を観て、感動を周り の人たちと共有する機会を得て貰いたい」という思いを受けて上尾 を中心とした有志の方たちに実行委員会形式で取り組んでいただい て、実現した公演です。「自己責任」という名のもと、経済的に も、人と人とが結びつくと言う意味合いにおいても、とても厳しい 時代になってしまい、自分一人のことで精一杯という中、実行委員 の方々及びその協力者の方々は、一人でも多くの人にこの「315 0と、少し」を届けようという思いで、自分の時間を割き、手弁当 で、日々奮闘して下さっています。

 「3150万秒と、少し」はこの秋のクールで千秋楽となりま す。そして、どなたでも観ていただける公演としてはこの上尾での 公演が最後です。今までこの作品を観ていない方、あるいは、学生 時代に観て、もう一度観てみたいと思う方、これが正真正銘、最後 のチャンスです!是非是非上尾まで足を運んでみて下さい。会場全 体から、手作りの“暖かさ”が、“人の思い”が、感じられること と思います!!人への信頼が生まれることと思います!!!

 上尾実行委員会公演の詳細は劇団にお問い合わせ下さい。おまち しています。

杉本光弘

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2009/10/22

 今日は、明日の公演に向けての移動日です。

 お昼に劇団の倉庫がある埼玉県鴻巣を出発して、栃木県大田原市に向かいます。

 途中、高速道路のサービスエリアで休憩して、3時間ほどで到着しました。

 普段は宿にバスを止めますが、駐車場が狭いという事で、劇場でバスを降りて歩いて宿に向かいます。

 暗闇の中を歩く怪しい集団…。



 宿に着くと、旅公演のお楽しみ、おいしい食事が待ってました。





 明日も頑張ります(^o^)

河原巧

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2009/10/16-2

 奥原です!
 久しぶりの中津川公演。温かい拍手の中無事に終えましたが、地元の鈴木君は随分と緊張していたみたいですよ。そんな彼を横目に一日を過ごしていた訳ですが、僕も近いと言えば近い隣りの木曽郡出身。高校の演劇部OB達が中には家族を連れて10人以上も集まってくれました!感謝・感謝です!
 その夜の交流会では、実行委員会の皆さんそれぞれの青年劇場に対する深い想いをお聴きし、胸に来るものが沢山ありました。牧場のおじさん役を狙っている方もいらっしゃいましたが…。

 そんな夕べの余韻を残しつつ公演班のみんなは一路東京へ。それを見送り僕は空き日を利用して木曽の実家へ向かいま〜す。
 中津川駅まで今回の事務局長で劇団「夜明け」の代表、鈴木さん(匡史君のお父様です!)に送っていただき固い握手で別れたものの…電車が一時間無い!という悲しい事態が待っていたのでした。
(中津川駅のホームにて)

2009/10/17


 曇りのち雨。
 木曽は寒いです。すでに朝晩は薪ストーブとコタツが大活躍してます。
 さあキノコ狩りだ!と意気込んだのも束の間、今年は不作で山には何も無いのだとか。夏の天候が大きく左右するそうです。その代わりと言ってはナンですが、庭の片隅では母と兄が植え付けたナメコとヒラタケが大豊作でそれを収穫してご満悦。
 特に何するでもなく、山の空気や草や土の匂いを感じているとリラックスしていくのが自分でもよ〜くわかります。夏からとにかく忙しかったのでいいタイミングだったかな?
 残りのステージの為に、もうちょっとだけ…。

奥原義之

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2009/10/16

 こんにちは!
 相変わらずの快晴の今日は、岐阜からの帰京日です。
 前日の夜の、実行委員会の皆さんとのお疲れ様会を兼ねた夕食は、民宿「子の川」さんの計らいもあり、本当に食べきれないほどのご馳走でした(≧▼≦)

 で、それを持ち帰り、本日のサービスエリアでの昼食休憩はピクニックさながらの光景になりました(*^□^*)

 普段の昼食休憩は各々好きなものを、ということが多いので、新鮮な感じ!

 ちなみに私個人のヒットは中津川のお赤飯。なんと小豆だけでなく、栗をふんだんにまぜて炊き込んであるお赤飯でした(´Д`)

 ご馳走様でした〜!

大月ひろ美

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2009/10/15

 10月15日は僕の人生で忘れることのない日になりました。なんたって生れ故郷での公演なのだから。

 今日を迎えるにあたり家族、友人、知人、先輩方、後輩たち、それはもうたくさんの方々にお世話になりました。
 十年ぶりにあった同級生たちはとてもあたたかく迎えてくれ、応援してくれました。小学校の時の担任の先生は自分のことのように喜んでくれ、実行委員にも加わってくれました。
 名前をあげればきりがありません。
 本当にありがたくて、嬉しくて涙がでました。

 公演は、開演直前など緊張のあまりおかしくなるかとおもうほどでしたが、始まってしまえば、集中してみているお客さんの空気が舞台まで伝わってきて、会場全体で一つの舞台を創っていると感じました。

 写真は、小夜食として中津川おやこ劇場のみなさんが作ってくださったものです。公演班一同たいへんおいしくいただきました。

 ありがとうございました。
 さらにカーテンコールでいただいたみかんは、みんなでわけてすべて美味しくいただきました。




 最後に、僕はまだまだ未熟者でお芝居もヘタでどうしようもないです。
 ですが今回の公演を一生の宝として、応援していただいたみなさんの期待にこたえられるよう精進していきます。
 これからもどうかよろしくお願いしますm(__)m

鈴木匡史

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2009/10/14

 今旅最初の学校公演は、山梨県立市川高校さんです。三珠町歌舞伎文化公園にあるふるさと会館での公演でした。名前のとおり、市川家の発祥の地だそうで、公園の遊具には隈取りが。ロビーにも素敵な彫り物がありました。

 校長先生の演劇の歴史についてのお話しに始まり、「一生懸命生きたい」と話してくれた最後の生徒会長さんのお礼のことばまで、こちらが胸を打たれ感動致しました。

 生徒さんとの距離を身近に感じられる空間で、とても集中して、そして冒頭からの手拍子も含め、楽しんで観てくださっている様子を感じることができ、生徒さんと一緒に舞台を創っていることを強く感じられる公演でした。

 学校から会館までの遠い道のりを歩いて来て下さったようですが、「歩いてきた甲斐があった」と、座談会で生徒さんが語ってくれたようで、公演班一同うれしく思っています。

 それにしても、やはりインフルエンザの猛威はすごいのですね。客席もマスク、マスク、マスク。舞台から見る初めての光景でした。対策バッチリな学校さんに感謝と、無事に公演が終わり、ホッとしています。

 市川高校の皆さん、ありがとうございました☆

中山万紀

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2009/10/13

 本日、山梨県に移動します。

 トラック組の寺田です。

 今回の旅では長距離の行程が少なく、運転に関しては気楽な旅です。
 いつものように安全運転で行きます。(^_^)v
 愛車の大型トラックで皆さんに会いに行きま〜〜〜〜す。(^◇^)┛

寺田吏宏

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2009/10/12

 さて、いよいよ「3150万秒と、少し」ファイナルツァーは、神奈川県の大和おやこ劇場2ステージから開幕です!
 昨晩、会員の皆さんにもお手伝い頂いて大和市生涯学習センターの仕込みに取り掛かりました。

 搬入前にまずはご挨拶。

 今年付属養成所から入団した新人女優 尾花志寿ちゃんはここの会員でもあり、松永先輩とベットの組み立てを頑張っています。

 インフルエンザ対策の為にもマスクは必要ですね、中山副班長!



 準備万端整って、さあ、本番ですよ〜!手づくりの看板が皆さんをお迎えします。





 ロビーにはキャンプや、事前の取り組みで台本に沿ってこの作品を稽古するこどもたちの写真が飾られています。

 開演前の対面式でご挨拶する杉本班長。
 インフルエンザの影響で参加できない会員さんが何人もいらしたそうで、一日も早いご回復を祈ると共に、これ以上感染が広がらないよう祈ります。
 ともあれ、仕込みは少々手間取りましたが、舞台と客席の距離も近いし、台詞の通りも良い会場で、素敵な舞台ができたのではないでしょうか!

 ステージの合間には手づくりの「愛情詰め込み弁当」を頂きました。写真を撮るのを忘れちゃったので、一つ一つに添えられていたメッセージを撮りました。美味しいお母さんの味に食欲も進み、夜のステージも元気につとめることができました。
 おやこ劇場の皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。またお会いしましょう!

菅原修子

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2009/10/10

 舞台稽古二日目。
 楽屋入する前に、会館近くの昔ながらの“だんご屋”さんに立ち寄りました。
 なんと“みたらし団子”が一本50円(大きい)。ずんだ団子も70円ととにかく安い!
 一本だけ買うのもはばかられ、たまたま通り掛かった大月さんを巻き添えに…。
 楽屋で美味しく頂きました。満足!!今日も元気です!

 さて、舞台稽古ですが、今日は美術プランナーの升平香織さんも来てくださいました。最後の舞台稽古です!
 5年続けてきましたが、まだまだ役を深めなければなりません。俳優にはこれで良いという事はなく、怠けたら後退するばかり!自分自身と闘う仕事だとしみじみ感じています。
 演出の藤井清美さんから学んだ事、沢山あります。その積み重ねを明日からの公演に生かすよう、前向きに挑戦して行きたいと思います。

 今年劇団に入団した川崎歩君が、研修をかねて荷積みまで一緒に行動。



 廊下で打ち合わせをしているのは、青少年劇場部の一員として、私達の公演を影で支えてくれている、俳優の白木さんと崎山さんです。



 では、最後の巡演に行ってきます!

島野仲代

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2009/10/9

 青く澄み渡った空、眩しい陽射し、昨日とは打って変わった秋晴れです。

 今日と明日の二日間、東大和市ハミングホールにて舞台稽古です。(ホールの客席は、空の色と同じスカイブルーです)

 午前中から、仕込み・場あたり・舞台稽古と夜までのスケジュール。
 照明プランナーの小川幾雄さんが、お忙しい中駆け付けてくださり、劇団からは衣裳の宮岡さんと、今コースのチーフブロデューサー・船津さんが来班しました。

 船津さん(写真中央)は、「銃口」の北森竜太役や「族譜」の谷六郎役で主役を張っている俳優ですが、今回は裏方として劇団を支えています。

 一日目の舞台稽古を終え、「昨日よりも今日の方がさらに良くなった」と感じて貰える芝居にしたいと思いつつ、帰路につきました。

島野仲代

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2009/10/8

 3150の旅日記をチェックして下さっている皆様!お待たせいたしました(●´∀`●)/
 お久しぶりです!

 3150班はいよいよ最終旅公演に向けてスタートをきりました。

 本日は旅用のトラックに機材やセットを積み込む「荷積み」と呼ばれる作業の為、青年劇場倉庫がある埼玉県は鴻巣市にやってきました!

 し・か・し…………

 そうです、10/8といえば、台風18号が直撃した日(_´Д`)ノ~~

 いやぁ〜大変でした(@_@;)各々様々なルートを使い鴻巣まで辿り着きました。


 作業中は風もある程度落ち着き、さくさくと進みました!


 明日明後日は、劇場でのリハーサルです(≧▼≦)


大月ひろ美

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