「羽衣House」観劇者の声                      












舞台写真:宮内 勝



第111回「羽衣House」の公演は終了いたしました。
たくさんのご来場ありがとうございます。
アンケートに寄せられた声を紹介していきます。






おもしろかった。こわれた場面から始まって、最後は「復興」していた。
物も人の心も!                       
60代・男性



原発時代を生きる私達にとって他人事とは思えない、共感できる芝居でした。
桜子には幸せになってほしいです。      
50代・女性



右翼だの左翼だのの議論から、自由へ。
それは人類が勝ち取ってきたもの、という人類の歴史にまで至ります。
思想信条も結構。でも、人類の歴史を踏まえこれからどうしていくのか。
イチ人間として感じた芝居でした。               
50代 男性
   

          


笑さんと旦那様の会話を聞いていて
同じ母親としてイライラ、寂しさ、虚しさが分かり、涙が頬を伝いました。今、不安を話せなくてポツンといるお母さんが地域にいます。
でも、みんな羽衣をもっているはず。
私も私なりにとびたい。        
年齢不明・女性            



「羽衣」は「自由を勝ち取ること」の象徴だったのかと思います。思想から、立場から、境遇から。現代人に見えていない自由になるためのヒントとして、このお話は一度聞いてみる価値があると思いました。    
30代・男性

           

とても良い芝居でした。
笑ったり、泣いたり、いろいろ一緒に考えたりしました。
忘れずに考え、行動していきたいと思いました。          
60代・女性



私は福島で生まれ、育ち、東京に来ました。わかりません。わからないまま時がたちました。それでも、少し勇気をもらったような気がします。
40代・男性

素晴らしい脚本でした。竜くんかわいい。美帆さんの言葉が心に残る。
人の心は分からなくてあたりまえ。               
50代・女性


原発に反対した側、被害者側、他に思う人。複雑な気持ちになりました。今までで一番心にきた、実際の「今」を直接感じたいとすごく思いました。          
20代・男性



福島のその後の複雑な問題を、身近なテーマとして分かり易く2時間の芝居にまとめられたこと、素晴らしいと思います。
言葉が跳ねてて、生き生きとしたお芝居でした。       
年齢不明・女性


はじめのぐちゃぐちゃの状態でどうやって演劇するのかと思っていたけど、さりげなく普通の状態になっていてすごかった。     10代・女性

「『普通』の生活」を尊重すること、侵害されないことが、「生きる」ということの根幹であることを改めて考えさせられた。
「子どもの笑顔」のために「呉越同舟」を願う、作者の“祈り”ともいうべき結晶を実に軽快に演出されている。
冒頭の登場の仕方から、フィナーレの退場の演技までサービス満点で目が離せない。俳優さんたちそれぞれが、それに応えるべく存分に力量を発揮されていたと思う。                      
60代・男性

教員、大人、子ども。色々な立場で見ることができ、心に響きました。   20代・女性

忘れてほしくはないけど、悲劇でもなく、いろんな生き方があると伝えてもらえて嬉しく思います。
避難者のそれぞれの思いそのままの台詞には泣けました。
客席から笑いの絶えない楽しいお芝居で良かったです。方言もしっくりきて感情移入できました。可哀相だと思われるのは違う気がします。
フクシマが笑い話になれる日が来ることを望みます。 
年齢不明・女性

福島に行ったことないけど、「帰れない」がよくわかりました。
毎日の忙しさや苦労に流されて、他人への思いやりや「忘れてはいけないこと」を忘れがちになっていることを思い出させてくださって、ありがとうございました。                     
年齢不明・女性


ありのままで、背伸びせず、今できる事をすすめる勇気をもらいました!                        
30代・女性

なるほど片付け芝居でした。最初はどうなるかと思いましたが、どんどん展開して安心しました。ふじたさんの言うとおり、すごい芝居なのに喜劇と称する、本当にそう思います。しかし笑いをとりながら、ずばりと鋭い科白が出てくる。びっくりしました。また考えさせられました。           80代・男性

それぞれの立場での心の葛藤が伝わってきました。
子どものこと、家族のことを想っての行動なのに、行き違ってしまうことのつらさも感じました。
20代・女性

何よりもすごいと思ったのは、舞台に登場していない人たち(美帆さんの家族や羽衣Houseの子どもたちなど)まで目に浮かんだこと。
これはひとえに青年劇場の俳優陣の演技力のたまものと感動しました。        
50代・男性

                   


福島からの区域外避難者です。
自分で自分をカテゴライズし、自尊心を傷つけられたと対立の構造をつくるより、せめて自分自身のことを愛し、となりの人に寄り添える人になりたいと観劇しさらに思いを深めました。               
40代・女性

結果ハッピーエンドではないかもしれないけれども、自分の道、いや飛べる方向が見つかるというエンディングがとても好きです。
夢があります。というより、夢を現実にできると思いました。         
10代・男性

舞台が終わった時、この作品は絶賛に値するものだと思った。
これまで青年劇場は多くの感動的な作品を発表してきたが、この「羽衣House」はその中でもとび抜けた評価を得られるのではないだろうか。
原発事故で故郷を追われた人々の苦しみの中から、人間の持つあらゆる問題を、達者な演出と演技陣によってコメディタッチで一幕物に仕上げている。この作品の凄さは、これを書いた劇作家の素晴らしい才能と肌理細かな表現力によるものだ。
ここに深甚なる敬意を表し、これからも益々のご活躍を期待するものだ。  
 80代・男性




                他にもたくさんの声をいただきました。 青年劇場の公演にお運びいただきありがとうございました。