「羽衣House」稽古場だより




2014/9/1-2

 稽古後には決起集会!って、呑んでる余裕なんかないんだけど勢いつけなきゃね。皆様の絶大なる応援を心より願って!

葛西和雄

ページのトップへ


2014/9/1

 稽古の前に稽古場集会。
 初日まであと12日、チケット売りにもがんばろうっと、みんなで決意を固めました。
 福島をめぐる状況をみんなで考える機会に、ぜひたくさんの方に届けたい。稽古も佳境です。

葛西和雄

ページのトップへ


2014/8/16

 今、稽古してる「羽衣House」のキーワードのひとつが「マジックショー&焼肉パーティー」。
 飾り付けの紙花つくりに参加しました。

葛西和雄

ページのトップへ


2014/8/15

〜残暑お見舞い申し上げます〜

 今年の夏は猛暑や台風や雷雨や竜巻や…本当に色々とありますが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか?

 稽古場は、只今『羽衣House』の稽古真っ最中であります!
 震災以降、被災地に通い続けた作者・篠原久美子さんの魂の叫び…と一言ではではすまない、言い表せないくらいの、本当に力強くしなやかで軽やかな作品です。

 3・11の原発事故から三年半。
 青年劇場は「今」もう一度ここから!ここで向き合うんだ!という意気込みで挑んでいます。

 羽衣Houseで、お待ちしております(^∇^)

事務局長・松原桜子(相楽満子)

ページのトップへ


2014/7/26

 房総半島の鴨川にある、避放射能こども保養所「まちの縁側かもがわ」に行ってきました。

 高台の別荘地にあるこの場所は昨年の3・11にオープンし、主に千葉北西部の利用者を優先的に受け入れているとの事。主宰者の勝又さんは、かつて子ども劇場で取り組んだ青年劇場の芝居やご自身の家族の事、保養所を開くまでのいきさつなど、様々なお話をしてくださいました。

 ここで記しておきたいのは、利用する多くの家族の情況や交わされる会話は「羽衣House」そのものだと感じた事です。我が子を被曝させしまったという想いと、周囲の何気ない、あるいは非難の声の中で傷つき孤立している母親達…。家族が眠りについた後、一人泣いている母親がほとんどだそうです。

 その後、自然豊かなご近所を案内頂きイメージハンティングも。海を見おろす展望台では偶然にも羽衣をまとった大きな像に迎えられ、大空を自由に飛ぶ鳥たちの姿に何か(って何?)を感じたのでありました。この訪問を糧に良い作品に出来るよう奮闘します!!

奥原義之

ページのトップへ

2014/7/25 羽衣Houseの前に…

 いよいよ夏本番!!
 私はこの7月中、「博士の愛した数式」の事前ワークショップで東北に行ってまいりました。今回の東北ツアーは、東日本大震災で多大な被害を受けた宮城県・岩手県の被災地にも訪れました。沿岸部にあった膨大な瓦礫はほぼ無くなったものの、「復興」にはまだまだ遠い…と思う状況でした。

 そんな中で、たまたま宮城県登米市にある『被災した子どもたちのための共生住宅・手のひらに太陽の家』に立ち寄ることができました。ここは「羽衣House」のモデルといいますか、篠原久美子さんも何度か訪れている場所だそうで、作品にも関わりの深い施設だと聞いて行ってきました。

 足を一歩踏み入れると木の温もりに包まれて、どこか懐かしいような、ホッとできる空間が広がります。子どもの目線で造られていて、二階には遊び場もあって、被災地のお母さん達はここに子どもを連れてきたいと思うだろうなと感じる場所でした。
 短時間でしたが理事長の佐々木さんにお話を伺って、国の支援より地域の人達のネットワークや海外の方の支援の方が断然復興への近道なんだと知り、何だかやりきれない気持ちになりました。

 街と家は人が住まなくなるとすぐに傷んでしまう=人は街(ご近所さん)や家がなければ心や身体が傷ついていく。
 だからこそ、人は人を求め続けて何とか生きていこうとするのだなと、改めて感じる時間でした。

 原発被害を受けた福島の街や人たちの現状は?未来は?と、考える今日この頃です。

相楽満子

ページのトップへ