「普天間」

坂手洋二=作 藤井ごう=演出







チュニクルサッテン、ニンダリーシガ、
他人に痛めつけられても 眠ることはできるが、

チュクルチェ、ニンダラン。
他人を痛めつけては 眠ることができない。


沖縄戦。
アメリカ占領下の米軍による事件、事故。
返還後の日本政府のアメとムチ。
そのたびに沖縄の人々は集まり、抗議してきたが、
基地はそこにあり続けた。

今日も早朝からヘリと戦闘機の轟音に包まれて
戦争と基地への記憶が交錯する。

2012年沖縄公演を経て、
再び全国へ!


※普天間飛行場=1945年沖縄戦の最中に、米軍が土地を接収し、2400m級の滑走路を持つ飛行場が建設された。当初は米陸軍施設だったが、その後空軍施設となり、1960年から海兵隊に移管されている。1996年に日米両政府が5〜7年間以内の返還で合意。2004年、米軍ヘリが基地に隣接する沖縄国際大学に墜落炎上。面積は現在480.6ha。その92%が民有地で、地主数は3200名余。日本政府が地主に支払っている賃貸料は67億円台と言われている。


坂手洋二〔さかてようじ〕

劇作家・演出家。燐光群主宰。1983年、燐光群を旗揚げ。ジャーナリスティックな視点と卓越したアイデアに溢れた作品が、国内外で高く評価されている。『屋根裏』『だるまさんがころんだ』等により、岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞、紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞。戯曲は海外で10以上の言語に翻訳され、出版・上演などされている。戦後の沖縄を描いた『海の沸点』『沖縄ミルクプラントの最后』『ピカドン・キジムナー』の沖縄三部作は『坂手洋二戯曲集U』(ハヤカワ演劇文庫)として出版されている。日本劇作家協会会長。日本演出者協会理事。社団法人国際演劇協会(ITI/ユネスコ日本センター)理事。
※顔写真(撮影=鏡田伸幸)


藤井ごう〔ふじいごう〕

R-vive主宰。劇作家・演出家。R-viveのほか、小劇場から新劇、ミュージカル、地方演劇公演と演出活動は多岐に亘り、いま活躍が期待される若手演出家の一人。「人の心」に焦点をあてる繊細で緻密な手触りを持ちながらも、独特のテンポと奔放さを兼ね備えた演出には定評がある。主な作品に、劇団コーロ『ハナシがちがう!』、世田谷パブリックシアター『CALL ME HERO!もう声なんかいらないと思った』等多数。青年劇場では『修学旅行』『島』を演出し高い評価を受けている。


出  演
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上甲まち子

青木力弥

葛西和雄

藤木久美子

高安美子

吉村直

佐藤尚子

北直樹

崎山直子

清原達之

真喜志康壮

大月ひろ美

蒔田祐子

矢野貴大

スタッフ

作=坂手洋二
演出=藤井ごう

美術=石井強司
照明=和田東史子
音響効果=近藤達史
衣裳=宮岡増枝
沖縄ことば指導=今科子
文芸助手=福山啓子
演出助手=岡本有紀
舞台監督=青木幹友
製作=福島明夫




公演班だより

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