青年劇場第134回公演
三たびの海峡
帚木蓬生「三たびの海峡」(新潮文庫刊)=原作
シライケイタ=脚本・演出


私たちは海峡を越えられるだろうか
日韓の近代史に焦点をあてた珠玉の名作が待望の舞台化!
「星をかすめる風」につづく、シライケイタ脚本・演出の第二弾。
河時根(ハー・シグン)は、四十数年の時を経て三度目の海峡を渡る。
フェリーの甲板の上で暗い海を見つめながら、彼は思い出していた。
連行された炭坑での地獄のような日々を。
そのすべてを指揮し、同胞たちを死に追いやった労務係、山本三次のことを。
いまふたたび、彼は日本の土を踏む。
残された記憶、人生最後の決意。
そして彼が未来に託したものは―。
原作|帚木蓬生(ははきぎほうせい)


1947(昭和22)年福岡県生れ。精神科医・作家。
東京大学仏文科卒業後、九州大学医学部に学ぶ。『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞を受賞、『閉鎖病棟』で山本周五郎賞を受賞するなど活躍する傍ら、医師として三十五年以上、ギャンブル症の治療に取組んできた。
著書に、『逃亡』『水神』『蠅の帝国』『蛍の航跡』『守教』『沙林』『花散る里の病棟』『ギャンブル脳』など多数。
脚本・演出|シライケイタ(しらいけいた)

劇団温泉ドラゴン代表。劇作家・演出家・俳優。
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻在学中、蜷川幸雄演出「ロミオとジュリエット」のパリス役で俳優デビュー。2010年温泉ドラゴン旗揚げ公演に処女作「escape」を提供、その後、座付き作家・演出家として活動。2013年文化庁・日本演出者協会主催による「若手演出家コンクール2013」優秀賞及び観客賞、2017年第25回読売演劇大賞において杉村春子賞を受賞。現在、日本演出者協会理事長、日韓演劇交流センター会長、座・高円寺芸術監督、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
青年劇場とは2020年の『星をかすめる風』初演で初タッグ(脚本・演出)。瓜生正美追悼公演『殺意』(2022年)演出。『星をかすめる風』再演(2023年)。
スタッフ
美 術 = 乘峯雅寛
照 明 = 阿部康子
音 響 = 佐藤こうじ
衣 裳 = 宮岡増枝
舞台監督 = 松橋秀幸
演出助手 = 永田江里
宣伝美術 = 小田善久
イラスト = 織田知里
製 作 = 福島明夫
郡司望帆
出演
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公演概要
- 公演期間
- 2025年5月24日(土)~6月1日(日)
- 会場
- 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
- 公演日程
-
5月 14:00 18:30 19:00 24(土) ● ●☆
★夜割25(日) ● 26(月) 休 演 日 27(火) ● ●
★夜割28(水) ● 29(木) ● ●
★夜割30(金) ●
★夜割31(土) ● ●
★夜割6/1(日) ● ☆5/24(土)夜の部は中高生無料デー(50席限定)
★夜割(4,800円)
開場は開演の30分前です。 - チケット料金
-
一般=5,800円
U30(30歳以下)=3,300円
前売料金
一般=5,500円
U30(30歳以下)=3,000円
夜割=4,800円
中高生=1,000円
昼グループ割引(5名以上)=5,000円
障がい者割引=4,500円
※料金はすべて消費税10%込です。
※全席指定席
※車いすでご来場の方は準備の都合上、事前にお知らせください。
◎夜割 - 発売日
- 2025年4月7日(月)