美術=乘峯雅寛
照明=上川真由美
音響効果=坂口野花
衣裳=宮岡増枝
舞台監督=新庄広樹
宣伝美術=windage.
製作=福島明夫
2017年5月12日〜21日 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
協力:中央区立郷土天文館 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)日本現代演劇の創成期
歴史を作った夫婦がいた
築地小劇場では、驚異的な数の芝居が上演され、様々な劇団の上演の場となり、「西洋の窓」として新しい思想を日本に伝えました。また、照明・音響・衣裳・舞台装置などの水準を一気に引き上げ、演出・舞台監督などのシステムを確立しました。築地小劇場は演劇に対する熱情をはぐくみ、そのことでその後も長く活躍する演劇人と、演劇を愛する観客を生み出しました。その芽は戦争の惨禍にも枯れず、複雑な思いを抱えながらも、戦後演劇が再出発する土台となりました。 この物語は、その築地小劇場を作った土方与志と、彼を支え続けた舞台衣装家の梅子の、愛の物語でもあります。 どうか演劇への愛が私たちと、観客である皆様を繋いでくれますように。 福山啓子(ふくやまけいこ)東京都出身。1980年青年劇場入団。文芸演出部所属。 2006年初演の『博士の愛した数式』(脚本・演出)で厚生労働大臣賞を受賞。 他に『野球部員、舞台に立つ!』(脚本・演出)、『田畑家の行方』(演出)、『あの夏の絵』(作・演出)、いずれも青年劇場での上演。 |
「築地小劇場」の名前を初めて見たのは、高校時代の日本史の教科書だったと思います。これまで、その築地小劇場と今演劇をやっている自分が繋がっているという実感はありませんでした。しかし、青年劇場のみなさんと出会い、土方与志さんと梅子さんのことを知っていく中で、ああこの人たちがいたから私は演劇に出会えて演劇をできているのだとしみじみ感じています。福山啓子さんの台本には、激動の時代に誰もやったことのない新しいことを始めた彼らに対する愛が溢れています。貴族社会からはじき出されても、お金がなくなっても、戦争の時代に自由を奪われても、演劇をやめなかった先輩たち。「表現の自由」の意味を見失いがちな今こそ、彼らの想いをしっかり舞台上に立ち上げたいと思います。そして、この先へ、その「熱」を繋いでいきたいと思います。 瀬戸山美咲(せとやまみさき)東京都出身。2001年自らが作・演出を担当する劇団「ミナモザ」を旗揚げ。 パキスタンで起きた日本人大学生誘拐事件を描いた『彼らの敵』が第58回岸田國士戯曲賞最終候補、第23回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。 ラジオドラマ『あいちゃんは幻』で第42回放送文化基金賞脚本賞受賞。 2015年青年劇場に『オールライト』を書き下ろし、同作は現在全国を巡演中。 |
スタッフ 作=福山啓子演出=瀬戸山美咲 美術=乘峯雅寛 照明=上川真由美 音響効果=坂口野花 衣裳=宮岡増枝 舞台監督=新庄広樹 製作=福島明夫 |
5月 | 12 金 |
13 土 |
14 日 |
15 月 |
16 火 |
17 水 |
18 木 |
19 金 |
20 土 |
21 日 |
14:00 | - | ◆ | ◆ | 休 演 日 |
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18:30 | - | - | - | ◆ | - | - | - | ◆ | - | |
19:00 | ◆ | - | - | - | - | ◆ | ◆ | - | - |