「結の風らぷそでぃ」に期待します!!

世界の飢餓人口は10億を超えた。国内でも国民は食糧の安全性に不安を抱き、加えて経済危機、人間の心の荒廃、こういった現象が次から次へと起っている。「食や農村を守る」という運動は、これら現代の問題を解決するものと思っている。しかし日本の農政は全くの対極にあり、相変わらず輸入自由化万能論、市場原理一辺倒。今でさえ安い米価がこれ以上下がったらもうアウトだ。しかし日本農業には蘇る力、長年培われてきた「結」(助け合い)の力が十分発揮できる土壌はある。上京した若者が、派遣切りで職も家も失ってなお、故郷に帰って農業を継げないということが本当に悔しい。若者たちに担い手となってもらえるような「農業の再生」が今求められている。今回の演劇、大変期待しています。

笹渡義夫(農民運動全国連絡会・事務局長)



「食糧主権」の立場に立った学校給食をめざしています。「食と農」の現状を学習したり、地元の農家の人たちと交流したりして、なるべく子ども達に安全な地元の食材を使うようがんばっています。「早寝早起き朝ごはん」と簡単に言うけれど、今の親たちの働く状況を見ていると、とてもできる状況にないほど働かされている。「食」からは様々な問題が見えてきます。お芝居、楽しみにしています。

高宮みえ子(中学校栄養士)