日本大学芸術学部卒業。舞台美術家。NHKエデュケーショナル「おかあさんといっしょイベントステージ」をはじめ、中野サンプラザ、新国立劇場、紀伊國屋ホールなどで舞台美術デザインを手掛ける。青年劇場では「ケプラーあこがれの星海航路」「袖振り合うも」「キュリー×キュリー」。
― スタジオ公演で印象に残っていることは?
初めて照明プランを担当したのが、1996年小劇場企画No.11「死と乙女」でした。初ということもあり、とても気合いが入っていました。自分の仕事にどうしても納得がいかず、舞台稽古を終えて劇団を出た後、ふたたび戻って、朝まで照明機材を仕込み直す、ということを続けたりしていました。― スタジオ公演ならではの面白さは?
劇場は、初日2日前位からしか入れないので、本番に向けてそこからが勝負、という所があるけど、稽古場(スタジオ公演)は、セットも早い段階から建てられるし、全体を見ながら皆で工夫したり実験することが出来るので、俳優だけでなくスタッフにとっても、じっくり時間をかけて創れる所がいい。そんな中で発見したり気付いたりすることもあるし、それが経験にもなっていくと思います。― 「明日、咲くサクラ」への意気ごみを一言。
実際に、被災地に行ってきました。見てきた現実と、この作品で何を表現したいのかしばらく悩みました。何度も台本を読み、早くから演出家・美術家、スタッフの間で、それぞれの想いやイメージを話し合う中で、それまで別個のものだった現実と芝居の世界が重なっていきました。 照明のみどころとしては、芝居が1年間を描いている、四季があり、星や月も出るし雪も降る、それをどう表現するか、やりがいがあります。同時に、俳優をどう見せるかが一番大事だと思います。