劇団創立60周年・築地小劇場開場100周年 記念

秋田雨雀・土方与志記念
青年劇場 第132回公演

深い森のほとりで


福山啓子=作・演出

美術=乘峯雅寛 照明=河ア浩 音響=佐久間修一
衣裳=宮岡増枝 演出助手=清原達之 舞台監督=松橋秀幸
宣伝美術=柴崎涼葉 製作=広瀬公乃・郡司望帆 製作助手=佐野菜々子

文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))
独立行政法人日本芸術文化振興会

「でも私はやめないよ。手をつないでくれる人が世界中にいるから」

目先の利益でなく、人類のいまと未来のために未知のウイルスと格闘する科学者たちの物語

コストカットで研究員の首が切られ、稼げる研究をと追い立てられ、
この国の科学者は、いま世界が直面する課題に向き合うことができるのだろうか…
小さな研究室の一人の女性科学者が、周りを巻き込み、未知のウイルス研究に挑む物語

ひとつながりの未来

福山 啓子


 むかし、私たちは山や、川や、森や、獣を恐れ敬う気持ちを持っていました。人工物に囲まれて暮らす私たちは、そうした気持ちを失ってしまったようです。
今、様々な自然災害やパンデミックに出会うことで、私たちはもう一度人と自然のかかわりを見つめなおす最後のチャンスをもらっているような気がします。
科学の分野においても、自然を切り刻んで消費するのではなく、共存していくこと、人間と人間、人間と自然を一つながりのものとして考えることが始まっています。私たちの未来を守るために、日夜様々な困難を乗り越えながら奮闘している科学者に、この芝居を通じてエールを贈りたいと思います。



(ふくやま けいこ)
東京都出身。1980年入団。文芸演出部所属。
2006年初演の「博士の愛した数式」で脚本・演出を担当、児童福祉文化賞(厚生労働大臣賞)を受賞。他に、「野球部員、舞台に立つ!」「あの夏の絵」(脚本・演出)、「田畑家の行方」(演出)、「梅子とよっちゃん」「つながりのレシピ」「囲まれた文殊さん」(脚本)。
「つながりのレシピ」は2020年11月に韓国の仁川市立劇団によって、翻訳上演された。
「博士の愛した数式」「あの夏の絵」の福山啓子による待望の新作!
研究への想い、国境を越えたつながり…
ウイルスの森に足を踏み入れた時、そこに広がる福山ワールド。どうぞご期待ください!
2024年5月10日(金)〜19日(日)
紀伊國屋ホール

会場アクセス


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14:00 - - ●※ -
19:00 ☆★ - - - - - - -

☆10日は中高生無料デー(限定60席)

★夜のステージは夜割4,800円!(一般)


※アフタートーク
15日 本田宏氏(NPO法人医療制度研究会理事長・外科医)

◇開場は開演の30分前です。

【チケット料金】
一般=5,800円
U30(30才以下)=3,300円

【前売料金】
一般=5,500円
U30(30才以下) =3,000円
*中高生=1,000円
*夜割=4,800円
*昼グループ割引=5,000円
*障がい者割引=4,500円
*は前売りのみの取り扱いです。
※料金はすべて消費税10%込です。

◎全席指定
◎車椅子でご来場の方は準備の都合上、必ず劇団までご連絡ください。

3月15日(金)発売!
お申込みは こちら!!