郡上の立百姓




稽古場便り


2016/09/29

 青年劇場第115回公演「郡上の立百姓」は、無事に千秋楽を迎えることが出来ました。

 総入場者数は5500名を超え、紀伊國屋ホールでの12ステージは、全て売り切れとなり、27日の神奈川公演・28日の府中での公演も各地の実行委員会の皆様のご奮闘もあり、多くの方々に観てもらうことが出来ました。あらためて、この場をかりて、ご来場いただいた皆様にお礼を申し上げたいと思います。「ありがとうございました。」

調理班の打ち合わせ。

調理中。

 さて、写真は、「郡上の立百姓」の『打ち上げ』の準備から、その様子です。皆で労をねぎらい、自分たちで作った料理に舌鼓をうち、いただいたお酒を堪能し、ワイワイガヤガヤと楽しみながら、世は更けていったのでした。

最年長の小竹さんと
最年少の斉藤さん。

大活躍だった客演の本城憲さんへ
お礼の品を。

農民4 杉本光弘☆

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2016/09/13

 本日稽古場での稽古もついに終わり、稽古終了後紀伊國屋ホールに搬入となりました。
 あいにくの雨の中の搬入となりましたが無事に終えることができました。

 わらじを初めて履いた時に飛んだり跳ねたり走ったりしていると足の裏や足首の関節などが痛くてこれを毎日続けるのかと少し不安になったりもしましたが、この痛みを感じる事で少しずつ百姓になっていく気がしました。そして日を追うごとに痛みにも慣れ今はわらじが身体の一部のようにも思えます。

 本番はもう目の前です。

 この芝居に関わる全ての人間が一丸となって大きなウネリをつくりながらひた走っています。

 郡上の百姓として皆さんにお会いできる事を楽しみにしています。

中川 為久朗

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2016/09/11

 体育館を借りての稽古を終え、再び稽古場へ。

 いよいよ大詰め。

Tatsushi Kiyohara

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2016/09/08

 組頭・新左衛門役の北です。体育館に入っての稽古も三日目。本日は衣装・結髪(けっぱつ)を付けての通し稽古!それぞれの役柄ごとにコンビとなり、助け合って作って行きます。とにかくチームワークなのです!

 連日、朝から晩まで激しくも充実したステキな稽古が続いています!さぁ、あと一週間。ラストスパートを決めて、最高の「郡上の立百姓」をお届けします。ご期待ください!お席はヨルはまだまだあります(笑)劇場でお会いしましょう!

北直樹

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2016/09/06

 今日は芸能花伝舎・体育館での稽古初日です。広い空間がうれしいですね。新宿高層ビルの谷間に、この空間を確保できたことは本当に良かった。これだけの人数が出ると引いて観られる空間がやはり必要ですものね。
 ステージングの清水美弥子さんも入ってくださり、益々グレードアップ!スタッフの皆さんも熱いです!

佐藤尚子

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2016/09/04

 今日は、60代半ば以下の出演者とある年代以下の劇団員・準劇団員・研究生がみんな集まり、衣裳や小道具の仕上げに取り掛かりました。

 衣裳は、美術プランナー乘峯さんの指導の下、劇団衣裳部をはじめ女優陣の愛のこもったお手製の衣裳にリアリティを持たせるために汚しがかけられました。「汚し」と言うと変な感じがするかもしれませんが、260年前のお百姓さんの生活感を出すための仕事です。そして、勿論、ただ汚せば良いというわけではなく、乘峯さんからは、細かな指示が出されていました。

 そして、小道具の蓑の補修・細工等もなされました。

 20代から60代と世代を超えた50人近い面々でやる作業は、和気あいあいとなされ、劇団員の結束も深まったように思います。

 明日は、舞台セットから小道具・衣裳などを貸し稽古場となっている元小学校の体育館に運び入れます。そして、明後日からは、本番さながらの稽古を大きな空間を使って行い、「郡上の立百姓」の壮大な世界を創り上げていきます。演出家の藤井ごうさんをはじめ、多くの才能に見守られながら、繊細且つダイナミックな作品に仕上げられて行くことと思います。

 残り後2週間。出演者一同もこの「郡上の立百姓」が青年劇場の記念碑的な作品になる予感を感じながら、稽古に勤しんでいます。6日からは、さらにラストスバートに拍車がかかることと思います。

農民4 杉本光弘

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2016/09/02

 初日まで2週間、今日は稽古後決起集会という名の懇親会?飲み会?を開いています。

 昨年還暦祝いで頂いた日本酒(大内さんありがとうございました!)皆に喜んでもらえました。

 明日は通しです。
 早く寝なきゃ!

中谷源

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2016/08/31

 8月が終わります!農民3役の船津です。
 今回は殺陣指導も兼ねています。

 気がついてみればあと二週間ほどで本番。
 今日は侍、足軽役のメンバーの着付け練習の日でした。
 殺陣の技術は着付けに始まると考えているのでみっちりやりたいところです。

 皆、慣れない和服に四苦八苦しています。しかも立ち回りをしても着崩れないように頑丈に腰ひもや帯を巻きます。
 頑張るぞ!

船津基

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2016/08/28

 先週から夜稽古が始まり、シーンごとの丁寧な稽古が進められていますが、今日の稽古は6時までで、夜は1回目の衣裳合わせ。

 美術と衣裳のプランナーである乘峯さんもいらっしゃって、劇団衣裳部の宮岡さん、演出の藤井ごうさんと色や形やバランスやらを見ながらチェックしていきます。

 少しずつ、内から外から百姓に近づいております。
 お楽しみに!!
 前谷村のおれい役 福原美佳でした。

福原美佳

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2016/08/26

 みなさんこんにちは タカヤマです。

 本番用の道具も着々と完成し毎日の稽古にもますます熱が入ります。

 今回のお芝居には大々的な殺陣のシーンがあります。
 なので各々自主練に励む姿が!

 今日は『劇団はぐるま』こばやしひろしさんの奥様、汲田さんと娘さんのいずみ凜さんがお見えになり、稽古場の皆に力強いメッセージを下さいました。

 今日の出会いを糧にまた明日からの稽古も頑張ります。

 熱い舞台をお届けしますので乞うご期待です!

高山康宏

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2016/08/23

 今日も熱い稽古が繰り広げられています。稽古場にはセットが入り、場面転換も含めていろいろ確認作業も進めています。

 農民衆の一人、弥十郎さんが栄養補給しているところです。弥十郎さんの今日の兵糧はバナナのようですね。

 若い農民たちもお弁当を広げて栄養補給中です。しっかり食べなくては一揆はできないぜ!私もおにぎりを持参しています。
 私湯本の故郷福井県は米どころ、季節ごとに色を変える田んぼの様子が間近にありましたが、郡上の人たちにとってお米や田畑というものがどれだけ大事なものだったかを自分に問い直している毎日です。それから劇中に出てくる石徹白(いとしろ)は元の越前(福井県)になるのでより親近感も湧いてきますね。

 そして芝居を支える小道具です。

 履物はわらじかわら草履が基本、俳優がそれぞれ自分の足に合わせて補強しています。

 結髪の準備も進んでいます。さて本物はどれでしょう?

 劇中で踊られる郡上踊りは農作業の様子を模したふりも多いそうです。ぜひお百姓さんたちの土性骨をダイナミックな郡上踊りとともに味わって下さい。

おつるさんこと湯本弘美

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2016/08/23

 稽古場に本番と同じセットが組み上がりました。
 本番と同じセットで、これから稽古を重ねて行きます。

 写真はセットの一部分で、ちなみに写真に写っている足は演出の藤井ごうさんの足です。

本城 憲

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2016/08/20

 明日はお休みなのでゼロ場から稽古終了まで行ける場面までやる。そう、ゼロ場(0場)があるんです。プロローグの前に!
 今回の開演時間、昼は13時30分、14時ではありません。気をつけて!ゼロ場から観て下さいね!

高安美子

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2016/08/18

 踊りの指導をしてくれているのは劇団員の八代名菜子さん。日本舞踊の名取です。『劇団はぐるま』で教わった郡上の踊りを私たちに伝授してくれています。

 「こんな狭い空間ではなく、高ーい空の下で、土の匂いを感じながら踊っていることを意識してください」 

 はい!名菜子先生。

崎山直子

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2016/08/16

 いやいやいや〜凄いテンポで進行しているよね〜稽古場は。
 そりゃそうだよね〜。40人以上の出演者だもの、細かいチェックするにしても大変だよう。

 タイトルから何だかマスで展開すればいいように思われかもしれないが、だからこそ細かい人間関係も含めデリケートに作りあげないといかんのだ。

 そこに昔の農民一揆を上演する意義があるのですよ。

 その全部の答えは芝居に出ていると思います。期待して下さい。

 しかしお芝居の展開上私達は草鞋を履くのだが、藁でこさえられた履物である。結び方から何やらかんやら大変。

吉村直

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2016/08/14

 今日も稽古場は熱気に包まれていた。
 東京都の最高気温は35℃を超える真夏日。

 熱気とは関係ないとも言い難い。

 郡上郡は現在の岐阜県。当時は百三十ヶ村の村々で構成されていた。
 現在の地図と見比べながら、創造を膨らませる。


 稽古後には衣装や小道具の作製。

 写真は杭や草鞋を仕上げている。


 衣装の染め。

 稽古も丁度折返しだ。
 さあ、明日からもまた創造の考察を深めて行こう。

 9月17日初日。チケットのお求めはお早めに。

岡山豊明

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2016/08/13

 本日、稽古開始より19日目です。今日は一幕五場から六場を中心に稽古しました。五場では当時の農家の作業風景などが出てきます。と言っても百姓と呼んでいた時代の事、登場している俳優達は四苦八苦しながら動きを体に叩き込んでおります。
 日々、新しい発見をしながら少しずつですが前に進んでいる稽古場です。本番をどうぞお楽しみに!!

大木章

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2016/08/10

 今日の午前中は、松村喜久則先生に劇中に出てくる歌のお稽古を付けていただきました!
 養成所で習った声楽とは全く違って、口を縦に大きく開けないとか、しゃくりやこぶしをまわす等、目からウロコでした!
 本番の歌もお楽しみに!

 写真は本日の稽古風景です!

浦吉ゆか

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2016/08/07

 7日は恒例「友の会納涼の集い」で稽古がお休み。
 稽古場=スタジオ結(YUI)で、50人近くのお客様をお迎えし賑やかに楽しく行われました。

 特別ゲストのSEALDs RYUKYU元山仁士郎さんのお話。基地撤去を願う沖縄県民の思いを自身の生い立ち、おじいさんから聞いた戦争体験などを交えて熱く語ってくださいました。
 「郡上の立百姓」の上演台本を読んで参加された元山さん、「260年前の農民たちのたたかいがこうして演劇になって今に生きる人々を励ましているように、300年後、SEALDs の運動が後世に伝わることがあるかもと思ったらワクワクした」というスケールの大きな感想に会場が湧き、舞台への期待も大きく膨らみました。

 横浜での公演成功に奔走くださっている友の会会員、菊池さんが成功を祈念して乾杯のご発声、そして劇団員による手作り料理を楽しんでいただきながら、43人の出演者紹介へ。

 いっぺんには舞台に立てないので、立百姓たち、寝百姓たち、女性出演者、庄屋グループに分けての出演者紹介では、「郡上の立百姓」にちなんだクイズも飛び出して、劇の世界に想像を巡らしていただきました。

 酷暑と呼ぶにふさわしい今年の夏ですが、「郡上の立百姓」もまた熱気ムンムンのエネルギッシュな舞台です。後期友の会員の募集も行っています。本番中に行われる観劇後の交流会もどうぞお楽しみに!

葛西和雄

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2016/08/06

8月6日。

今日は方言指導。荒立ち稽古で最後までやったところで、もう一度言葉に戻ります。改めての発見が一杯。言葉も、細かいちょっとしたニュアンスで、こうも違うのかと驚きました。また一歩郡上の百姓に近づけたかな?

夏本番、外も暑いが稽古場はもっと熱い。劇場でお会いしましょう!





剣村 藤次郎役
真喜志 康壮

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2016/08/04

全体の大まかな配置や動きを確認していく荒立ち稽古が、着々と進められています。歌や踊りの稽古に加えて、格闘、立ち回りの稽古も進められていきます。

今回の公演、スタッフ・ワーク含め様々な場で劇団員が、 それぞれ持っている力を発揮して進められたいますが、 殺陣の技術のある船津くん(出演者でもあります)が、いかんなくその力を発揮してくれています。そうなのです。今回の作品、青年劇場久々の『時代劇』なのです。

広戸聡

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2016/08/06

 照明部の松浦みどりです。
 今回の「稽古場便り」は、チーム裏方を紹介します。

 昨日(5日)鴻巣倉庫では、舞台部が炎天下で舞台に敷くパンチにヨゴシの作業。農作業中ではありません。

 今日(6日)は7階の衣装作業場を見学。

 エアコンが効かず、西日に照らされながら頑張る先輩たち。いつも1時間でもと女優さん達が手伝いにきています。

みどり

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2016/08/02

 不安定なお天気です。
 しかし!稽古場に降りれば宝暦四年!稽古用の浴衣に着替えてスクワット!足腰鍛えて生きるのです。

 午前中は踊りと歌の稽古です。独特の節回しが難しい…。踊りは淡々とした動きに見えますが、これがまたなんだかキツイのです。汗だくです。足腰鍛えて生きるのです!

 稽古場のスミで出番を待つ俵たち。お米の事を「はちぼくさま」と呼ぶ台詞があります。「八木さま」、八と木を重ねると「米」になると。百姓たちはどんな気持ちでこのような呼び方をしたんでしょうか…。
 このように耳慣れない言葉や方言がたくさんで脳内大混乱ですが、ズドンとド真ん中を貫くような芯を探らねば成立しないこの舞台。
 出演者それぞれの物語があるのです。

 昔の地図と現代の地図を並べてイメージしてみると、車があるわけでも道がアスファルトで整備されてるわけでもない山の中を(あるいは江戸まで)歩いて行くわけです。  …足腰鍛えて生きるのです!!

 江戸時代だって平成だって、同じ思いを持つ人々の強さは変わらない。この眼差しは、これからの稽古でますます魅力的になると確信しています。

 足腰鍛えて待ってます!!

 勘助の嫁、とき役の永田江里でした☆

永田江里

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2016/08/01

 青年劇場の塚原正一です。今回、寝百姓の太十、役人、侍と複数の役を演じます。よろしくお願いします。「郡上の立百姓」の稽古場は、現在、動きをしながら台本を持っています。

 なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、実際に立っていろいろなことがわかって来ますので、そんな稽古をしております。やっぱり40人以上のキャストが、紀伊國屋の舞台に立つのは、人数も多くて迫力があります。

 小道具を実際に使って役に近づいていく。早く本番になるのが、楽しみでもあり、まだまだやることやりたいことがいっぱいあります。そんな中で、もう7月が終わってしまいました。暑い日が続いておりますが、頑張って行きたいと思います。

塚原正一

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2016/07/29

本日担当の島本です。四郎左衛門やります。
東京も梅雨明けです、朝から暑い!稽古場から飛び出して明日の情報、藤沢駅前ミナパークに本場郡上踊りがやってくるそうです。劇団からも数名参加して本場の踊りを味わいたいと思います。

島本真治

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2016/07/27

皆様、こんにちわ!星野です。

稽古場は本日も熱気を帯びております。
今日の稽古は、踊り!どんな踊りかは本番のお楽しみにさせて頂くとして、この人数で!と思うと演者の私もドキドキしてきます。

それでは!

星野勇二

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2016/07/26

人人人。稽古場に行くと、人いきれでいっぱいになっている。何か食べるものがあるとそこに群がり、トイレも待たなくてはならない。熱気ムンムンの稽古場になっている。

そう、「郡上の立百姓」の稽古がいよいよ始まっている。

出演者総勢42名。演出部・舞台部も入れるとそれ以上。

年齢構成に関しても、上は劇団創立メンバーの80代から、今年入ったばかりの20歳まで劇団のあらゆる世代がいる。

エネルギー満載の稽古場である。

なんだか笑いの絶えない稽古場。そして、シーンによっては、すすり泣く声も。

青年劇場が、今やるべき名作に挑んでいる。
そして、稽古場はとにかく熱気に溢れている。
エネルギーに満ちている。

今日から、この稽古場便りは始まります。たぶん、日を置かずいろんなメンバーがここに登場することと思います。

全て、こうご期待です!!

杉本光弘

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