ホモ・ルーデンス
-The Players-

大谷直人『春雷』より
佐藤茂紀=作 関根信一=演出

次から次へと遊びを生み出す、
ササはホモ・ルーデンス=勤勉なる遊び人。

創立以来、ひたすら青少年の目線で作品をつくり続けてきた青年劇場。
創立60周年を記念して取り組む今作のテーマは「遊び」です。

人間は本質的に「遊ぶ存在」ということから、「ホモ・ルーデンス」という言葉が生まれた。
縄文時代、集落きっての狩猟の名手で若くして長老候補のシシと、狩りも採集もてんでダメなササ。しかし、ササは腹の足しにはならないが面白い「遊び」を次々に生み出す、勤勉なる遊び人=ホモ・ルーデンスだった!
ある年、村は飢饉に襲われ、あらゆる「遊び」は禁止となって……

“役に立つか立たないか”が選別基準。切り捨てられても自己責任。そんな世の中に生きる青年たちが、シシとササの物語を演じたら?
ちょっと変わった二重構造の喜劇!

作・演出

作|佐藤茂紀(さとうしげのり)

演出家・劇作家・元高校教諭。
2023年度まで福島県の高校で演劇部顧問として高校生と演劇を創作。また、自身が主宰する劇団ユニット・ラビッツや、各種公共事業などでも脚本・演出に携わる。
震災後は福島県産演劇25作品を発表。主な作品として『この青空は、ほんとの空ってことでいいですか?』(2011年、あさか開成高校)、『あれからのラッキー☆アイランド』(文化庁委託事業)、『鼬2021』(文化庁委託事業)など他多数。

演出|関根信一(せきねしんいち)

1992年、「ゲイの劇団」劇団フライングステージを旗揚げ。緻密で繊細、確かな演出力に定評がある。
1991年「ぼくのおじさん」で神奈川戯曲賞佳作入選。近年では2024年「こころ、心、ココロ 日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語」二部作、シェイクスピアの翻案「贋作・十二夜/贋作・冬物語」(フライングステージ公演 作・演出・出演)など。
青年劇場では、『きみはいくさに征ったけれど』をはじめ、『つながりのレシピ』『囲まれた文殊さん』を演出している。

スタッフ

美  術 =  乘峯雅寛
照  明 = 松浦みどり
音  響 =  樋口亜弓
衣  裳 =  宮岡増枝
舞台監督 =  松橋秀幸
宣伝美術 =  柴崎涼葉
製  作 =  白木匡子
       八代名菜子
製作助手 = 佐野菜々子

出演

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2026年秋 巡演予定!