小劇場企画No.22
「『事件』という名の事件」
ふじたあさや=作・演出

演出助手=原田亮 美術=池田ともゆき  照明=松浦みどり  音響効果=山北史郎
衣裳=宮岡増枝  舞台監督=新庄広樹  宣伝美術=Design Port  製作=福島明夫

2017年11月2日〜12日 青年劇場スタジオ結[YUI]

文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)


  横浜事件

  戦時下最大の言論弾圧事件は、こうして作られた!
      事件のないところに事件を作った男たちの共謀!
    今日、新宿は一九四四年になる。



戦争はどのように引き起こされるのか――。
「原理日本」「梅子とよっちゃん」「アトリエ」と
あの時代を検証して来た青年劇場が、
ふじたあさや氏の書き下ろしで
治安維持法下最大の冤罪事件に挑む!



横浜事件を私は四回戯曲に描いてきた。テレビドラマもラジオドラマも一本ずつある。だがいずれの場合も横浜事件は背景だった。初めて横浜事件そのものを描く気にさせてくれたのは、安倍である。彼が共謀罪などというものを強引に成立させてくれたおかげで、私はこの新作を書く気になった。その意味で、安倍には感謝している。
ふじたあさや
劇作家・演出家。日本演出者協会理事長、アシテジ(国際児童青少年舞台芸術協会)世界理事などを歴任。
主な戯曲に『日本の教育1960』『ヒロシマについての涙について』『現代の狂言』『さんしょう太夫』『サンダカン八番娼館』『しのだづま考』『ベッカンコおに』など。
青年劇場では『臨界幻想』『闇の中の白い道』『書かれなかった頁』『村井家の人々』をいずれも千田是也演出で上演。また2011年の福島第一原発の事故を受け、『臨界幻想』に手を加え自身の演出で『臨界幻想2011』として2012年5月に上演、その後、全国展開中。青年劇場での他の演出作品としては『怒濤』(森本薫=作)、『羽衣House』(篠原久美子=作)。
横浜事件とは――
1942年から45年にかけ、神奈川県特高警察により治安維持法違反で約九十名の出版編集者、研究者が逮捕された一連の事件の総称。凄惨な拷問を行ない、獄死者四名、保釈直後死者一名、負傷者三十数名という被害者が生じ、改造社と中央公論社が廃業に追い込まれた。戦後、冤罪事件として四次にわたる再審請求が行われ、2010年の再審公判判決で、五名の無罪とその刑事補償が認定された。ただ、その他の被害者については未決のままとなっている。




2017年11月2日(木)〜12(日)
青年劇場スタジオ結[YUI]


 → アクセス


11月







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※前売り券はすべて売り切れました。

※開場時間は各公演の30分前です。

※上演時間は、休憩なしで約1時間35分の予定です。


一般=4,500円
U30(30才以下)=3,000円
※当日は各300円増
中高生シート=1,000円(各ステージ限定5席・電話受付・前売りのみ)

※料金はすべて消費税8%込です。
◎日時指定・自由席  ◎団体割引・障害者割引あり
◎劇場は階段を下りた地下にございます。
車椅子でのご入場はできませんのでご了承ください。



お問合せはこちらから
TEL03-3352-6922
ticket@seinengekijo.co.jp

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