「星をかすめる風」公演班便り

昨年の公演班便りは こちら



2024/3/30


「星をかすめる風」公演班、四国のコースを無事終了し帰って来ました。

本日は鴻巣倉庫で荷下ろしでございます。

日本全国津々浦々、舞台セットや機材を安全に運んでくれる伊藤運輸の山口さん!ありがとうございます!またお願いしまーす!


この芝居で全国周っていると、鑑賞会の皆さんが本当に楽しみに待っていて下さっている事を改めて実感し、観終わってからの感想も深い所で受け止めてくれている事がわかるのです。

「鑑賞会の方達がこの作品を観終わった後に、在日のことやそれに関わる諸問題への向き合い方がどう変わるかを私は見ていきたい。」

ある鑑賞会の在日の会員さんが仰ってくれました。この言葉は私達作り手にこそ突き刺さります。私こそ何か変わっただろうか。主体的に動いてきただろうか。

「Who got the power to make a difference?
Who got the power to make a change?
Who got the power to make a difference?
We got the We got the We got the 」

「何かを変えていく力を持っているのは誰だ?変化を起こす力を持っているのは誰だ?
何かを変えていく力を持っているのは誰だ?
それは俺達、俺達、俺達なのさ。」
  BEASTIE BOYS  WE GOT THEより

国内外の悲惨な暴力や欺瞞に挫けそうになりますが、「私」で太刀打ちできない事も「私達」なら立ち向かう事が出来る。「星をかすめる風」を通した全国の皆さんとの出会い一つ一つが演劇が無力でない証であり、尹東柱と看守の友情のように文化・芸術こそ立場も国境も超えて人と人とをつなぐのだと信じさせてくれるのです。

矢野貴大


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2024/3/28


朝7時に香川を出発。
お見送りに来てくださった香川市民劇場の事務局長の西さん。マスク越しに明るい笑顔が伝わってきました。

さあ、向かうは松山市民劇場さん!四国ブロックでの最終公演地です。
ホールはひめぎんホールこと県民文化会館サブホール。ここは客席から舞台が見やすく、声の通りは良く残響もほとんど感じません。温もりを感じられる開放的なロビーも素敵です。
小屋入りすると、客席には劇団の創立60周年を祝う垂れ幕がかけられていました。
なんていうサプライズ!!


繋ぐ、繋がり、結びつきという意味の手話が描かれたエプロン。
明るくて活力にあふれる会員さんたち。
"わたしたちの"松山市民劇場。
市民劇場が、会員さん一人一人の居場所のひとつになっているんだと感じました。

来るたびに好きになります…。

傍島ひとみ


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2024/3/27


本日は香川市民劇場さんです!
海の横、お城の横……というかもはやお城の(敷地の)上に立っている会場での公演でした。
海際のお城というのも物珍しいなと思い調べてみるとこのお城、高松城は近世城郭の海城として最初で最大の城と言われるそうなのです。すごい!
班員各々お昼や夜にうどんを食べに行ったりと、滞在日数1日という限られた時間ではありますが香川に触れることが出来て楽しかったです。


この旅はいつも素敵な会員さんのディスプレイが出迎えてくれるので、密かに会員さんとの対面式を楽しみにしています。直接お話を聞けるのも嬉しいですね。
そしていただき物もとてもとても嬉しいです!余さず美味しく頂いております……!
皆様いつも暖かく迎えてくださってありがとうございます。
四国も残りあと僅か!頑張ります!

原田真衣


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2024/3/26


ホテルの近くに坂本龍馬の誕生地がある。
郷士の家に生まれた龍馬は上士との軋轢にもがき苦しみ脱藩を決意したとも言われている。
その土佐の地で「星をかすめる風」を上演することは青年期に龍馬被れだった自分としては虐げられる朝鮮人囚人を演じる者として特別な思いがある。(川は龍馬が子どもの頃に遊んだ鏡川です。)

崔致寿役の島本真治


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2024/3/25


こんにちは!
「星をかすめる風」囚人役の安田遼平です。
今日から2日間、高知市民劇場の皆さんへの公演です!
廊下に小道具スタンバイ!舞台上手から下手にかけて。


調光室からの舞台。
今日は上手のフロントに調光室があるのでこんな景色です。客席からとはまた違った見え方ですね。


運営サークルのみなさんとの対面式。
劇団から色紙のお渡しと、今回は市民劇場さんからプレゼントをいただきました!
慌てて写真を撮ったので顔が写ってなくてすみません。
色紙の方はしっかりポーズ決めていただきました!
いい笑顔!!

運営サークルのみなさんから元気をもらって最後の準備へ!
今日も一緒にいい舞台を創れるよう頑張ります!!

本日のたよりは、囚人番号611番がお送りしました!

安田遼平


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2024/3/23

皆様お疲れ様です☆
3月なのになかなかに寒い日が続いておりますねえ…

さて!昨日の仕込みを踏まえて本日は鳴門市民劇場さんの例会本番でした!
会員の皆さんが本当にあたたかく熱心で前向きで!本番前の対面式で、直接エネルギーを分けて頂けたような気持ちでとても嬉しかったです✴︎

そして劇団員がひたすらカメラのシャッター音を響かせながら撮影していたのがこちら!
会員さんのお1人が、なんとマスキングテープを使って作って下さったそうなんです!凄すぎる!素敵すぎる!皆大感激でした☺︎

ほぼ満席の客席に感動しながら、本番も無事に終了!
本日の会館は舞台と客席の距離がとても近かった為、お客様の反応がより間近に感じられたのではないかな、と思います。
カーテンコールもダブル!鳴り止まない拍手というのは何度舞台を経験しても嬉しいものです。
鳴門市民劇場の皆様、優しい空気で私達を迎えて下さり、本当に本当にありがとうございました!❤︎

こちらは会館を出た時に気づいた、阿波踊りをするレゴブロック!一体何個のレゴブロックが使われているんだろう…見るだけでワクワクしました♪
どう頑張っても撮影する私が反射して写ってしまうので諦めて撮りました。残念…悪しからず。

そしてそのまま高知県へ移動!私は四国初上陸なので、はじめまして高知県です!
明日は休日なので、皆好きなように過ごして高知を満喫して、ゆっくり休めると良いなと思います**

最後に素敵な夜の景色と池田さんを添えます。
遠くに見えるラスボスが飛び出して来そうなオーラを放つお城は高知城です!
よーし!またあさっても気合い入れて頑張るぞーう!☀︎

五嶋 佑菜


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2024/3/22

皆さんこんにちは!
映像オペレーターの海老原です。

ただ今、鳴門市にいます!
本日は藍住町総合文化ホールで夜仕込みをしました。
徳島市から移動をしてからの仕込みでした。
移動してからの仕込みはハードですね…!
会員の皆様の搬入のお手伝いのおかげもあり、無事、大きな事故や怪我もなく終えることが出来ました。


本当に皆様、お疲れ様です!!
明日も怪我なく、無事に公演を成功させ、会員の皆様に素敵な舞台をお届けいたします!!


海老原由乃


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2024/3/21

こんにちは!
看護婦上原役の小切伊知子です。

本日は徳島市民劇場さんとの出会いです。
対面式に向かうと、ロビーには素敵な「祝60周年」の幕と序詩の掲示が!
劇団員一同、写真を撮りまくりです。


そして!!!
なんと今回の例会で誕生した新サークルに「星をかすめる風」から命名してくださったサークルがあるとのこと!!!!
「この作品でできたサークルって分かるようにねぇ」とのこと!!!!

こんなに嬉しいことがありますか!!!!
今後も続いていくものに、私たちの作品が刻まれているのはすごく神聖な気分です。
友人の子どもに自分の名前をつけてもらったような気持ち。つけてもらったことないけど。

市民劇場の方々には、いつも深く作品を愛していただき感謝の気持ちでいっぱいです。
その気持ちに恥じず、みなさまにより胸を張っていただけるよう、今日も精一杯生きてきます!!

小切伊知子


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2024/3/20

先週は長野県。今週は四国。
まさしく「ツアー」「巡演」東へ西へとは、良く言ったものです。

四国ブロック演劇鑑賞会のスタートは、阿波の国徳島から!強風で欠航も出る中、我々の便は無事に到着。


阿波おどりと鳴門の渦潮、そして会員の皆さんが熱く迎えてくださいました!
さぁ、四国での新しい出会いが始まります。楽しみです!

北直樹


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2024/3/14


昨日長野ブロック千秋楽を終え、一旦東京に帰ります。

5日に出発して一週間ちょっとのツアーでしたが、長野ブロックでの公演で出会った全ての出来事が、私達『星をかすめる風』公演班をまた一つ成長させて下さいました。
演劇は観客席の皆様と出会いはじめて完成します。観てくださり、作品に共感し、劇場空間を共有する2時間15分。
長いようであっという間の出来事ですが、確実に私達一人ひとりのコアとなる目に見えない何かがアップデートされています。それぞれにそれぞれに
この『星をかすめる風』がご観劇くださった皆様の心の糧になればと願います。

四国でも素敵な出会いがあらんことを

岡山豊明


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2024/3/13

はじめまして佐藤良唯(さとうらい)です。

昨年青年劇場に入団して、初めての旅公演です。

伊那市民劇場さんの例会で長野県伊那文化会館での上演でした。
伊那市民劇場の皆様には搬入、搬出のお手伝いもしていただき、さらにお通しで伊那名物のソースカツ丼をいただきました。(その他にも沢山のお通しをいただきました)

本当にありがとうございました!!

↑こちらがソースカツ丼です。
美味しすぎて美味しすぎました!!

この写真は長野ブロックの初日の上田市民劇場さんの例会での搬入の時の私の背中です。
よしやるぞ!と意気込みをヒシヒシと感じますが同時に何をすればよくわからないという風情が背中から滲み出ています。

初めての旅ということで、やる気だけはもっていきましたがわからない事ばかりでした。 しかし先輩方に優しく色んな事を教えていただき、さらに長野ブロックの鑑賞会の方々との出会いで長野の雪を溶かすくらい心が温かい気持ちになりました。
とても楽しく、充実した日々を過ごしております。

次は四国ブロックです。

公演班一同良いお芝居を皆様に届けられるように頑張ってやっていきます!!

皆さまありがとうございました!!!

佐藤良唯


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2024/3/12

3月12日の便りは中川がお送りします。
昨日の快晴が嘘のように雪が降っています。
あたり一面銀世界。とても美しい光景です。
朝、宿泊している叶屋さんからマイクロバスで会場まで移動します。
本日は北アルプス市民劇場さんとの出会いになります。
雪の中市民劇場の方々が搬入の手伝いに来てくれました。本当にありがたい限りです。感謝です。
よく見るとその中にマイクロバスを運転してくれていた男性がいらっしゃいました。
運転から搬入までとても助かります。ありがとうございます。
雪は雨に変わりそしてまた雪に。
会場の周りも木々が茂りそこに雪化粧を施して何とも神秘的な光景です。
寒いのは苦手ですが雪は大好きです。 
そして仕込みは淡々と進みます。

楽屋に戻るとお弁当と豚汁が用意されていました。
大変美味しくいただきました。
仕込みが終わって市民劇場の方々との対面式に向かう時にロビーから庭園が見えました。
このとき雪は小粒から大粒に変わっていました。
厚く重なった雪は何故か暖かさを感じさせます。
市民劇場の方々との対面式もとても暖かく迎えていただきました。一緒に素敵な舞台を創りましょう。

楽屋でのほんのひと時。
雪に埋もれているのは私に投げられたユン・ドンジュ役の矢野貴大くんです。

本番の舞台ではいつもは笑わないようなところで笑っていただいて本当に嬉しかったです。
カーテンコールの時に見た皆さんの顔は包み込むような暖かさを感じました。
搬出の時も市民劇場の方々が来てくださりとても助かりました。ありがとうございました。

今回の公演で北アルプス市民劇場の方々の心の暖かさに触れる事が出来ました。
皆さんに出会えて本当に良かったです。
素敵な出会いに感謝です。
この芝居が皆さんの心に残りますよう願っています。
またお逢いしましょう。

いつの間にか雪は止んでいました。

囚人番号396番がお送りしました。

中川為久朗


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2024/3/11

本日移動日。
茅野から信濃大町へ。
移動日は休日ではありませんが、上演が無いので若干緊張から解放されます。

久しぶりの快晴。
北アルプスの絶景も私たちを歓迎してくれました。
多分花粉もすごいでしょう。

そういえば今日は3月11日。
もし災厄が突然訪れたとしても後悔をしないように、今を精一杯生きたい。

CARPE DIEM


「星をかすめる風」長野編。
長野県大町市にて。

板倉哲


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2024/3/10



長野コース本日の公演地は茅野市

バスで到着するとすわ湖市民劇場の皆さまが手を振ってお出迎えくださいました

連日の雪こそ止みましたが気温はさらにぐっと下がってマイナス2℃
そんななか市民劇場の皆さまは搬入から元気にお手伝いくださいました

そして迎えた本番はよい集中で臨むことが出来たと思います
その事はカーテンコールでの熱い拍手とエールを頂いたことで確信いたしました
ありがとうございます
次の公演に向けての大きな力になります

明日は公演はお休み
次なる公演地の大町市への移動です

高山康宏


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2024/3/9

こんにちは!さ~て、本日は長野市民劇場さんとの出会いです。朝から雪がちらつく松本市内。折角の機会なので、有名な湧水を汲んで長野市へいざ出発!
公演班では毎回コーヒーを淹れているのですが、今日はその湧水で淹れてみることに。果たしてお味は………?
お、美味しいーーーーーー!!口当たりがまろやか!お水が変わるとこんなにも違いがでるんですね~。自分で汲んできたのもあり、特別なお味でした(^^)

長野というと、入団当初から「野球部員、舞台に立つ!」「オールライト」の学校公演でよく訪れた思い出深い場所です。
ホクト文化ホールの駐車場でウォーミングアップを皆でしたな〜としみじみ。
それから、私の名前の由来は長野県を流れる梓川から。山好きな父がつけてくれた自慢の名前です。そんな特別な地で公演ができることに心より感謝!

搬入から搬出までたくさんの会員さんにお手伝い頂きました。至らない所も優しくカバーしてくださり、ありがとうございました。
そして、本番。様々な苦労を乗り越えて今日を迎えてくださった事が何よりも私たちの励みです。カーテンコールでのあたたかい拍手にグッと込み上げるものがありました。
またお会いできる日を心待ちにしています!

藤代 梓(看護婦 大山)


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2024/3/8

まつもと市民劇場2日目、マチネー例会です。

開演前、「今日の対面式はスタッフの皆さんも参加してください」。
なんとスタッフ全員にプレゼント贈呈!
作業のため数人欠けましたが、スタッフの皆さんの笑顔がいいですね。
運営サークルの皆さんの「歓迎、青年劇場」の心がさらに伝わりました。

終演、撤収後には、運営サークルの皆さんと出演者の大交流会。
あの渡辺美佐子さんのご実家筋の「開運堂」銘菓「木の葉の精」はじめ地元名産のお菓子をいただきながら、和やかに。

出演者には「あなたにとって『星をかすめる風』とは?」のお題をいただき自己紹介。みんなよく語りました(笑)
最後は駆け足ながら会員の感想を、と席番号でのご指名がありました。
2、16、6、10 それぞれの席番号の方々から素敵なコメントをいただきました。
そして指名番号が何を意味するか…司会者から
「2月16日は青年劇場の誕生日で今年は60周年」「そして、1945年の2月16日は尹東柱の命日でもありました」と、この例会への思いも重ねてご披露いただきました。

最後は会員さんのアーチをくぐって退場。
濃密な二日間をありがとうございました。

福岡刑務所所長役 葛西和雄


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2024/3/7


本日、明日「みすてられた島」から5年ぶりのまつもと市民劇場での公演です。
今回の公演の運営担当サークルの皆さんとの対面式を行なったロビーの様子です。
サークル数、会員数ともに前例会をうわまって迎えてくださいました。 その期待に応えられる舞台をお見せできるよう精一杯努めたいと思います。

大木章


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2024/3/6


「星をかすめる風」今年の初日を長野県上田市にて迎えました。冷え込んではいますが、昨日降った雪もあらかた融けてお出かけしやすくなったことと思います。
 午後、当地にてゲネプロ(舞台総稽古とでも訳すのでしょうか)をしっかりやっての開演です。
 対面式では「祝 青年劇場創立六十周年」の横断幕をご披露・贈呈くださいました!!ありがとうございます😊
 さぁ、3月の長野、四国、6~8月の静岡、中部・北陸の巡演のスタートです。

広戸聡


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2024/3/5


おはようございます。
『星をかすめる風』公演班で、囚人と看守役で出演しています。塚原正一です。
3/5は、上田への移動~仕込み~場当たりをしました。
いよいよ長野県演劇鑑賞団体連絡会さんの公演がスタートします。
上田は、雪でした。
みんな仕事の手順など確認しながら仕込みをしています。

今回の公演に新人の佐藤良唯くんが大道具の俳優スタッフとして参加してくれます。
彼は、5月公演『深い森のほとりで』で青年劇場での初舞台に立ちます。応援の方、宜しくお願いします。
これからの長野県演鑑連さんの公演、雪に負けずにホットな気持ちで頑張っていきます。

塚原正一


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2024/3/4


こんにちは!今回は長野!そして四国の旅!
本日は荷積みの日、パネルを塗ったり作業した後に11tのトラックに積み込みます。
去年と違ってとっても長いわけじゃないですが
寒さに花粉に襲い来るものが多いコース…怪我無く気合い入れて頑張っていきます。

池田咲子


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