オールライト

感想 高校生の観たオールライト 公演班だより


◆僕は今回この作品を見て、最初みちるちゃんがいろいろな人を家に連れ込んできてどうゆうつもりだと思っていたのですが、だんだん一緒に暮らすうちに他人の人たちが仲良くなり、家族みたいになっていていいなと思い、1人1人の個性があり、とてもあたたかい作品だと感じました。この作品は僕たちの未来にもあてはまる作品だったので、始まったときから終わるまで夢中で見てしまいました。
本当に楽しい演劇をありがとうございました。
(中学生 男子)

◆私の日常で、感じている友達関係のことなど自分の中で共感できることがいくつもありました。特に心に残ったのは「正直に夢や希望について親に言う」ということです。私自身、親に言えないこともあります。まだ私にははっきりとした夢などはありませんが、いつかこんなときが来ると思うので、そのときに本日のことを思い出して自分の思ったことを伝えられるようにしたいと思います。
(中学生 女子)

◆私たちと年齢が近い人達の話で、とても親近感を感じて、感動しました。1人くらしの大変さ、友達の大切さ、受け入れる勇気を知ることが出来ました。
大ちゃん(家庭教師役の人)がとてもかっこよくて、みんなから人気でした。
自分のやりたいことをやるという大切なことを知ることができ、私も自分のやりたいことをやる、自分の夢に向かって進んでいこうと思いました。
この劇を見て、私も劇の人達のような温かい仲間たちにかこまれ、シェアハウスに住んでみたいと思いました。
(中学生 女子)


◆ユキとエリカのシーンがとても心にじーんときました。リアルな女子高生の悩みだと思った。エリカのお父さんと私のお父さんがとても似ていた。色々な登場人物の心情が分かりやすくておもしろかった。最後のシーンは涙がでた(ユキのギターシーン)。私もこんな体験をしてみたい。親とこんな風にケンカしたい。若者を叱ってくれるいい大人っていいと思った。自分の中にある感情をどう出せばいいのか少し分かった。勇気づけられた。夢に向かうことは怖いし、難しいことだけど、もう少しがんばってみようと思えた。これからもがんばってください。ありがとうございました。
(高校生 女子)

◆おもしろかったです。自分の夢を打ち明けずに諦めるよりは、話して認めてもらって夢に向かっていきたいと思いました。ユキちゃんは真っ直ぐな子で見てて応援したくなりました。私もユキちゃんのように周りから応援されるような子になれるようになりたいです。演劇を見たのは初めてで、迫力があって驚きました。感動しました。
(高校生 女子)

◆正直、あらすじをみてもあまり興味がわからなかったけれど、始まったら結構面白くてよかったです。面倒くさい親、学校でのあるある、進路のこと、色々日常でもありえることを演じられていたと思います。みちるちゃん何者なんだろうとか、途中なんか色々増えてるとか、あいつエンジェルちゃんのこと好きそう、えーこのタイミングでお父さん?とか思って、オールライトの世界観に引き込まれました。とても面白かったです。
(高校生 女子)

◆素晴らしい劇でした。終わった時に寂しいと思うくらいに。僕は色々なことで悩んでいました。進路のこと、就職のこと、人間関係、これから自分が何をしていくのか…とか、挙げればキリがないです。常に何かに追いかけられてるみたいで、前に進んでいるような感じもしなくて、受験生としての日々をただ流されるように過ごしてきました。正直、この劇にあまり期待はしていませんでした。「2時間も拘束されるのか」その程度にしか思っていませんでした。でもこの劇は僕の想像を遥に越えていました。まるで僕を照らしてくれる一条の光のような、そんな感じでした。劇の登場人物は皆それぞれに考え方があって、衝突することもあるけど最後には一人一人の答えを見つけていくっていうのが、なんかうらやましくて。劇中の至ところにキャストさんの本気を感じました。演じているというよりは、この人達が「本物」なんだなって、そう思ったり。みちるさん(さちこさんでしたが)みたいな叱る時は叱って、でもちゃんと褒めてくれるおばあちゃんが欲しいなーなんて。そこまで感情移入していました。「All light」大丈夫。僕もあんまり先のことばかり考えずに、やりたいことをちゃんとやろうって思えました。確信はないけど、大丈夫。青年劇場の皆さん、素晴らしい劇をありがとうございました。ご縁があれば他の公演にも伺いたいです。
(高校生 男子)

◆見る前は、1時間55分も長いと思った。でも演劇が始まると見入ってしまった。初めて演劇を見て、演者さんの出す音や表情や声の迫力がすごくて驚いた。演じている人たちの迫力が伝わってくるのは、テレビや映画とは全く違うものがあると感じた。ユキとみちるちゃんが2人で話している場面やギターを弾いて歌っている場面では感動して涙が出そうになった。ストーリーにあったように、何年も先の目標や夢を無理に探すより、目の前にある自分のしたいことに全力を尽くそうと思った。自分ではなかなか見に行くことのない演劇を高校生のうちに見れてよかった。
(高校生)

◆僕は、「オールライト」の世界の人たちが僕自身にみえました。特に主人公のユキと友だちのエリカはそっくりでした。自分の将来が想像できない、何がやりたいのかわからない。いざ、何かをやろうとすると失敗することが恐くて行動に移せない。僕もずっと悩んでいた経験がありました。僕にとってのみちるさんは中学校で所属していた部活の顧問の先生でした。何をやっても上手くいかず、自分に何ができるかもわからなくて授業も部活も宿題も全てがどうでもよくなって、いろいろ人に迷惑をかけた時期がありました。でも、その顧問の先生は親よりも担任よりも誰よりも真剣に僕と向き合って下さいました。何度失敗したって間違っていることはちゃんと怒ってくださり、少しでも成功すればほめてくださり僕にとって本当の親のようで、一生忘れないと思います。たぶん、ユキさんもエリカさんもみちるさんのことを忘れることはないと思います。劇中、ずっと中学校の頃を思い出しながら観ていました。これからも自分が何をしたいのかたくさん悩み、したいことが見つかったときは失敗を恐がらずにがむしゃらに挑戦し続けたいです。そしていつかみちるさんや顧問の先生みたいに人の支えになり心からその人のことを応援できる人になりたいです。
(高校1年 男子)

◆素晴らしい演劇を鑑賞させていただき、ありがとうございました。「オールライト」を鑑賞し、劇団の方による諸注意の説明の時より、終始劇団の方に生徒のペースを持っていかれ、生徒にとって、身近な内容で、生徒たちが日常の生活の中で抱えていそうな問題を劇の中に取り入れ、興味・関心をうまくつかみながら、笑いあり、涙ありの作品であっという間に公演時間が過ぎていきました。特に、主人公のユキとエリカの言い争いの場面、エリカとエリカの父親の言い争う場面では、多数の生徒が感情移入し、目に涙を浮かべており、感想にも涙したという感想がいくつもあり、心に強く響いたようです。プロの演技を間近で見ることができ、日頃触れることのない演劇という本物の芸術に触れることで、芸術の感性を刺激するとともに、友情や家族との人間関係の大切さを学ぶことが出来た良い機会となったようです。3年に一度の芸術鑑賞教室が青年劇場のこの演劇で良かったと多くの生徒たちからも感想が寄せられていました。また、公演後には、疲れているのにもかかわらず、エリカ役をしていただいた藤代梓さんには本校の演劇部と交流の時間を設けてもらい、演劇部の生徒たちにとって、良い思い出が出来ました。
(高校教師)

◆熊本地震の被害により、昨年実施できなかった芸術鑑賞会をやっと実施することができました。今年度は実施できると知った生徒たちからは「楽しみだ」という声が聞かれ、ずっと待っていた様子が感じられました。上演後も興奮気味の生徒たちから「生の舞台は迫力があった」「たくさん笑った」「元気が出た」「他の作品も見てみたい」という感想が聞かれ、お芝居を楽しんでくれたようです。また題名の『オールライト』についても、人生はいろんなことがあるけれど、人との出会いや助け合いによって、自分の気持ちを素直に表し行動することによって、「大丈夫」なのだと生徒たちも感じてくれたようです。今後社会に羽ばたいていく生徒たちに勇気を与えてくださった作品だと思います。
(高校教師)



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