秋田雨雀・土方与志記念
青年劇場 小劇場企画No.27
瓜生正美追悼公演 第一弾

殺意


飯尾憲士=原作 瓜生正美=構成・脚本 シライケイタ=演出

美術=乘峯雅寛 照明=松浦みどり 音響効果=佐久間修一
衣裳=宮岡増枝 舞台監督=山田秀人 舞台監督助手=新庄広樹
製作=福島明夫 広瀬公乃


文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)独立行政法人日本芸術文化振興会




お金は、どぎゃんこつがあってもはろうてもらわにゃならんとです。


彼女はなぜ包丁を持ち出したのか。
彼女に、殺意はあったのか。


息子を亡くした母親に刻まれた傷跡の大きさと深さ…。
戦争を描くことにこだわってきた瓜生正美の仕事に、あらためて向き合います。



青年劇場の創立メンバーで元代表の瓜生正美は、1944年に学徒出陣で兵役に就いた経験から、戦後は一貫して戦争の悲惨さ、むごさを描くことにこだわり続け、多くの作品を世に送り出してきました。瓜生の思いを受け継ぐ追悼公演として、シライケイタ氏を演出に迎え、1996年に飯尾憲士氏の原作を瓜生が構成・演出した作品、「殺意」に挑みます。


ものがたり
2月の寒い夜のこと、花井トメが老人ホームで死亡したという通知を手にした弁護士の清水大作は、20年前の事件を思い起こしていた。借金の取り立てのもつれから出刃包丁で相手に怪我をさせた殺人未遂事件。70歳を過ぎたトメがなぜ出刃包丁を持って行ったのか―。
その真意を探るうち、あの戦争で息子を亡くした母親の心に刻まれた傷の深さを知ることとなり…。


瓜生正美(うりゅうまさみ)

劇作・演出家。
1924年 北九州市若松区(現)生まれ。
1964年 7名の仲間と「秋田雨雀・土方与志記念青年劇場」を創立。1997年まで代表を務める。
2021年6月27日逝去。享年96歳。

元社団法人(現・公益社団法人)日本劇団協議会会長。元日本演出者協会理事長。
1987年舞台芸術家組合賞受賞。2008年第36回日本新劇製作者協会・協会賞受賞。

【主な作品】
「ホヤわが心の朝」 (福田紀一原作) 脚本・演出 1979年〜81年
「青春の砦」 (大谷直人原作) 脚本・演出 1980年〜87年、95年
「シシとササの伝説」 (大谷直人「春雷」より) 脚本・演出 1986年〜91年
「椰子の実の歌がきこえる」 (千田夏光作品集より) 脚本 1991年
「カムサハムニダ」 (飯尾憲士原作「ソウルの位牌」 イム・ヨウウン演出) 脚本 2001年
「呉将軍の足の爪」 (パク・ジョヨル作) 演出 2008年



出  演
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葛西和雄

藤木久美子

高安美子

菅原修子

吉村直

湯本弘美

北直樹
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2022年12月6日(火)〜18日(日)
青年劇場スタジオ結(YUI)

会場アクセス


12/16(金)昼の部 追加公演決定!
12月 6

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昼の部 14:00 -
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夜の部 19:00
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※開場時間は各公演の30分前です。

※上演時間は休憩なしの1時間30分の予定です。

チケットにつきましては下記にお問合せください。
TEL03−3352−7200

★アフタートークあり
12/6(火)シライケイタ氏(劇作家・演出家・俳優)
福島明夫
12/7(水)ふじたあさや氏(劇作家・演出家)
菅原修子・福島明夫
12/8(木)流山児祥氏(劇作家・演出家・俳優)
葛西和雄・板倉哲
12/9(金)藤木久美子・福山啓子・武智香織
12/10(土)太田政男氏(元大東文化大学学長 名誉教授)
(青年劇場全国後援会代表幹事)

吉村直・福山啓子
12/11(日)菅原修子・福山啓子・松永亜規子
12/13(火)高安美子・北直樹・板倉哲
12/14(水)湯本弘美・北直樹・板倉哲
12/15(木)高安美子・板倉哲・矢野貴大
12/16(金)藤木久美子・湯本弘美・福島明夫
12/17(土)湯本弘美・北直樹・福島明夫
12/18(日)葛西和雄・吉村直・福島明夫
(※登壇者に変更がありました)


チケット情報

一般
[前売り] 4,500円
[当日] 4,800円

U30(30才以下)
[前売り] 3,000円
[当日] 3,300円

中高生シート
1,000円
(各ステージ5席限定・前売りのみ)
※料金はすべて消費税10%込です。

◎日時指定・自由席
◎障害者割引(4,000円)・団体割引あり(劇団のみ受付)
◎劇場は階段を下りた地下2階にございます。エレベーターはございませんのでご了承ください。

本公演は映像配信を予定しています(有料)。
詳しくは こちら でご確認ください。


※お申し込みの際は下記もお読みください。