友の会  「青年劇場友の会」は発足50周年を迎えました!!
 青年劇場旗揚げから4年後の1968年、学校公演、地方公演がメインだった劇団が東京で定例公演を行うようになり、「劇団はお客様がいなくては発展できない」と作曲家の故いずみたくさんなど7人の方が発起人となって下さり「青年劇場を支援する会」が発足しました。その後より親しみやすい会になるようにと「青年劇場友の会」と名称を改めて現在に至っています。長年のご支援に感謝し、今年も観劇だけではなく、より身近に感じていただける企画を考えていきたいと思っております。
 会員の声には、長年会員としてご観劇いただいている菅野京子さんから応援のメッセージを頂きました。

会員の声

こころに残った演劇の力

菅野京子



 忙しさに流されがちな生活の中で公演のお知らせが届き、観劇の機会を得て様々な演目に出会ってきました。40年近い観劇の機会はその都度、少し立ち止まって考え、触れることのなかった世界へと視野を広げてくれています。チケットの半券を大学ノートに張りつけ、1、2行の感想を思いつくまま書いてきた数冊に上るノートは私の大切な心の財産になっています。
 最近の演目では「臨界幻想2011」「羽衣House」「郡上の立百姓」「『事件』という名の事件」が印象的です。特に「臨界幻想2011」は福島原発の事故が起きる前、30年も前にこのテーマを取り上げ、劇団が上演していたことを知った時は驚きでした。様々の立場の人々の思い、苦しみが丁寧に描かれ、人と人とを分断し、偽りの情報で人々を騙し、原発労働者を使い捨てにして何とも思わない会社、資本の本質をつく芝居に憤りが溢れたことを思い出します。また「治安維持法」など難しいテーマも真正面から取り上げ、良く練り上げられた脚本、演出、演技者、劇団が一丸となって観ている私たちに時には鋭く、時には笑い転げさせながら伝えてくれています。いつの間にかグッとひきこんでいく演劇の力、文化の力の大きさを感じます。タブー視されがちなテーマへもチャレンジしていく姿勢にはいつも頭がさがります。戦争への道に歴史が逆戻りすることへの警鐘を鳴らし続ける青年劇場を応援しています。


50周年記念 春のつどい

今年は4月上旬、50周年記念の「春のつどい」を開く予定です。
友の会の歴史を振り返りながら、楽しく交流できる会になるよう企画中です。
詳細は改めてお知らせいたします。ご家族・ご友人とご一緒にぜひご参加ください。

友の会つどい写真館


1979年「春の交流会」
「夜の笑い」稽古見学をかねて



1988年「末広がり新春のつどい」
女優陣による花笠音頭



1990年「夏のつどい」 産直農家訪問バスツアー



2007年「納涼の夕べ」 朗読教室の発表



2013年「夏のつどい」 炎天下でのバーベキュー