3150万秒と、少し

ラルフ・ブラウン=原案 藤井清美=作・演出

美術=升平香織 照明=小川幾雄 音響効果=石井隆 舞台監督=白石康之
製作=細渕文雄・川田結子 製作統括=福島明夫

adapted from the novel and screenplay
"New Year's Day−Yakusoku No-Hi"by Ralph Brown,1999.

〜今までになく懸命に生きた一年〜






作者のことば   感想   全国公演日程   公演班だより

◆Story

 高校2年の春休み。悠子と梨香はクラスの仲間とスキー旅行に出かけていた。 見渡す限りの雪景色。バスの中にははしゃぐクラスメートたちのうれしそうな顔、顔、顔。 だがその幸せを突然の雪崩が一瞬にして奪ってしまった。

 取り残され、生き残ってしまった二人。

 家族や先生のことばが空々しく響き、ショックと喪失感の中、梨香は突然、岬の灯台に行くと言い出す。そこから落ちた人はほとんど生きて帰れない。そんな梨香に悠子はある提案をする。

 「一年だけ待ってよ。やりたいことがあるの。一年、二人でそれをやろう。で、それをやり終えたら、いっしょに岬に行こう。」

 悠子が作った“やることリスト”に従い、その日から二人の「生きる」が始まった…。


出演者
(写真にポインターを合わせると役名が表示されます)

菅原修子

島野仲代

杉本光弘

奥原義之

榎本葉月

松永亜規子

中山万紀

寺田吏宏

江原朱美

大月ひろ美

岡山豊明

鈴木匡史
ツアースタッフ
舞台監督 白石康之
〃/プロジェクター 渡辺尚彦
音響効果 山口ゆり
(24企画)
照明 河ア浩
前政人
大道具 河原巧

公演班
だより

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舞台写真  撮影:蔵原輝人





大人でもなく子どもでもない、「高校生」という時期。この多感な時期に観る演劇が、 心に響くものであればあるほど、彼らの心を豊かにし、その後の人生へも強い影響力をもつもので あると私たちは考えています。 「子どもが見えない」と
言われる
この度「子どもが見えない」と言われる中で、高校生の内面により迫るものを目指し、若手の 劇作・演出家として今注目を集めている劇団青年座の藤井清美氏を迎えこの作品を企画しました。 本作はイギリスの小説「New Year's Day」に想を得、日本の高校生の現実に置き換え 翻案されたものです。
クラスメートたちの事故死により、絶望と深い喪失感を背負った二人の高校生が、その悲しみを 友情によって乗り越えていく姿が躍動感に満ち、しかもスピーディに展開する舞台となっています。
今日に挑戦する新作!
「何のために生きているかわからない」との言葉が切実に聞こえてくる中で、この作品を通し 「生きていくことの意味」を、「生きているからこそ味わえる生きていることの実感」を共有 できればと思っています。
青年劇場



2009年全国公演予定

10月〜11月 関東・東海

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